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夏生詩集2

チョコレート

作者: 夏生

手作りチョコレート

初めての挑戦でした


サイト開いてレシピ開いて

あれもこれもなくて

あわてて用意して


一粒作るのに

一苦労で

一汗かいて


つめたい眼刺し

醜い言葉に

晒されて


白い息を吐いて

一人で

押し込んだものを

抱えていた

あなたを


息を詰めながら

思いを握りしめて

後ろ向きに叫んでいた

私は今


あることを信じながら

チョコレートを作っています


ゴテゴテにデコレーションは

恥ずかしいので

小さな星をちょっと散りばめて


星、一粒に一粒の願いをこめて


チョコレートは人の心を癒すんだよ、

あなたがいつか私に教えてくれた

ことを信じながら作っています


明日は吹雪だそうですから

雪に隠れてそっとあなたに渡す予定です






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― 新着の感想 ―
[一言] 切なくて(・∀・)イイですね。雪に隠れてというところが実に(・∀・)イイ
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