自己防衛
弱さに執着している。弱さを認めて強くなる努力をするのではなく弱さの背景を固めたり弱さの証明をしたりすることに努める。強い弱いのグラデーションの底にあるものとしての弱さではなく、それそのものに誇りを持って1つのアイデンティティとして昇華させている。それは既に強いに対する弱いではなく"弱さ"という独立した要素そのもの。強くなろうと努力することを選ばずにそれを表現しようとした時点でそうなっている。自分だけが持つ深さなんだとほざいてそれを手放すことを恐れている。私が苦しむ要因に、育った環境が悪いことや先天性の身体障害を持つことなど、そんなものがあるわけではない。まさに、私自信がそれを望んでいるからであった。これを書いている時点で表現したいと願っていて、表現しなければ価値がないという思考に支配される。それは形にする以外にやりようのない無価値なものだった。そんなもの、持っていなくていい。持っていなくていいのにも関わらず、手放すことを拒み、いや。拒む選択にすら背を向け、無価値だなんだと誇っている。