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彼女の背中  作者: まさお
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私の幸せ

自宅の最寄駅についた。

「もう、21時か…」

たくさんの人が家路につく中くたびれたスーツ姿の私はネクタイを少し緩め、缶コーヒーを片手に夜の住宅街を彷徨っていた。

彷徨った挙句辿り着いた小さな公園のベンチで一息つくのが最近の楽しみだ。

残業もそこそこに退社したが仕事はまだ終わっていない。残った仕事は自宅で片付けなければと思い、コーヒーを飲む。

どうやら私はブラック企業とやらにいるらしい。

自分から望んで入った会社だが入社後10年間の記憶がほとんどない。(そりゃそうだ、寝ても覚めても働いているのだから)

そんなことを思いながら夜空の星を眺める。

「今日もいい天気だな…」

都会の外れにある住宅街からは意外と星がよく見えた。こうして星を眺めるこの瞬間だけが私に幸せを与えてくれる。

(そういえば、コーヒーを飲んだ後、15分程度の仮眠を取るとその後の仕事効率があげるらしいよ)

いつだったか、職場の誰かが言っていた言葉を思い出し私は少しの間目を閉じた。

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