1章 不死の男 1−2 隣国の動き
いきなり王位を継ぐことになったが、隣国の一つ、グロウ国と争っている。
そしてそれを制しても更なる戦争が待ち構えていることを知らされる。
教会の司祭から戴冠される戴冠の儀を終えて。
「私が父から王を継ぐことになったホロだ。皆の者よろしく頼む。」
やけくそ気味に開き直った僕の戴冠式はそそくさと行われ、終わった瞬間ローブを自分の座に放り投げた。
そして、セバンから隣国の報告が行われた。
ちなみにダアトは結婚するまで正式な身内で無いから、控室から様子を見ている。
セバンが言う。
「我が国は危機的状況にあります。」
僕はぼやく。
「いきなりだね。」
セバンは続けた。
「我が国は東の小国グロウと戦争中です。さらにその東は、ヴァルヘグという一騎当千の猛者を擁したマクサル国が脅威です。マクサル国の東には高い山がそびえ立ち、侵略方向は我が国かと。戦争は時間の問題です。国の北には、セズナックという千里眼とも呼ばれる軍師を擁したペイロスア国が脅威です。背面は海で守りは万全です。こちらもいずれは開戦となるでしょう。立地上我が国とは相容れない国です。我が国の西にはセドイという天才を有したネイバ国が大きくまとまりつつあります。我が国とは高い山があるのですぐに戦争ということはありませんが、備えるに越したことは無いでしょう。」
僕は手を上げて止める。
「情報量が多いよ。戦争中のグロウ国は知っているけど、その後も戦争が続くっていうこと?マクサル国とペイロスア国とネイバ国?」
「今のところネイバ国とはまだ戦争というのは現実的ではありません。問題はマクサル国とペイロスア国です。拡張思考が甚だしく、今や二つの国の目標は我が国を征服したのち、中原に乗り出て覇を唱えることでしょう。グロウ国の次は、マクサル国と一番最初にことを構えることになるでしょう。」
「ひどい話だなぁ。しかも何?猛者がいるの?」
「マクサル国のヴァルヘグですね。馬より速く走っただの、鉄の鎧を断ち切っただの、噂を聞くにストレンジャーかと。」
「まあ、馬とか鎧とかの話は置いといて、ストレンジャー?奇妙な人?」
セバンが頭を振って否定した。
「奇妙な人なんてどこにでもいます。夜散歩すれば五人は見かけます。木に話しかけたり、川に飛び込んだり、そうではありません。
並外れた頭脳、並外れた武力、並外れた運、そういう者は現実にも稀にいますが、ストレンジャーはそれに加え、何か特別な星が付いていると聞きます。その星が、人の力ではなし得ない、奇跡を産むのだとか。」
セバンは続ける。
「まあ、それはそれとして、ストレンジャーを擁する国は強力です。心してかからねばなりません。」
「ふんわりしてるけど、何か特別な存在っていうことは分かった。
そのヴァルヘグには、反骨心があるとか、美女に弱いとか無いの?」
「どういう意図の質問でしょうか?」
「反骨心があれば、マクサル国の王との離間が可能かもしれないし反逆するかもしれない、引き抜けるかもしれない。女に弱いというのであれば、美女の密偵を忍ばせて撹乱が可能かもしれない。そういったこう、希望的な情報は無い?」
「いえ、今のところそういった情報はありません。なにしろまだグロウ国を挟んで接触が難しい状況ですので。」
「まあ、絡め手は後で考えよう。そのグロウ国とは、アライン兄さんが攻めていた、強固な小都市がある国だね。」
セバンは頷いた。
「その小都市リトルグロウを手に入れれば、後のマクサル国との戦いで要衝となるでしょう。」
「なるほど。
状況を整理すると、グロウ国との戦争が終わった後も、マクサル国ともう一国戦争の危険がある。要衝となるグロウ国の小都市リトルグロウの確保は難航している。戦争まではまだひととき時間がある、と。」
「そうですね。」
「マクサル国がリトルグロウを先に確保したらかなり危険ということだな?」
「その通りです。王都までの守りが薄くなります。」
「マクサル国がリトルグロウを確保するとしたら、どのぐらいの時間がかかる?」
「マクサル国も戦争続きで内政が疎かですからね、順調に行って、三年後かと。」
「小都市攻めでのこちらの損傷は?」
「五千の兵を派兵して、戦闘不能は千人ほど。」
「かなりの被害だな。」
武官の中の一人が眉を顰めた。
僕は思案する。
三年。三年で何ができる?今一番積極的にやることは、小都市を攻め落とすことか?三年間他国と戦争して疲弊することか?その後にストレンジャーとやらを擁する国と戦う?
いや、違うのではないか。僕は言う。
「三つ、この場で三つ提案する。
一つ目は、小都市攻めからの撤退。グロウ国とは休戦の使者を出す。兵は、東の都市イーストロノウェに防衛のみ残し、撤退。
二つ目は、人材の確保。我が国にもストレンジャーとやらがいるかもしれない。各都市、村々に通達せよ。力が強い、頭がいい、運がいい、何でも良い。
三つ目は、資材の確保。鉄、石、木材、足りない分はわたりがつく近隣諸国と交渉して手に入れろ。これは私にも考えがある。
この三つについて、何か意見があるものは?」
ワイルドな、鶏冠のような髪型の武官が険しい顔で声を上げた。ホロにはそれがホロを睨みつけているようにさえ見せる。
セバンが紹介する。
「我が国の誇る四将軍のうち、カリオフ将軍です。陛下よ、発言を赦されよ。」
「自由に述べてくれ。僕は教わる立場だ。」
カリオフ将軍が口を開く。
「では遠慮なく。一つ目について、言いたいことがある。商人上がりの王様にはわからないかも知れないが、この戦争はもともと向こう側から仕掛けて起こった戦争だ。ここで引いたらこの国のメンツに関わる。平地戦を制し、逆侵攻して都市攻めに至っている。そういう戦争だ。
それに、負傷した千人ってのは、長兄のシウン様のことも含むし、それは全部神の子らで、シウン様の部下であり、俺の部下でもあり、兄弟であり、家族だ。千人失って、本懐を遂げられない俺たちの無念を考えてもらいたいね。このまま引き下がれって言われてはいそうですかとは言えねぇよ。」
僕は頷く。
「城攻めが長期化するなら避けたいのだが、カリオフ将軍のいうことも一理ある。本懐を遂げたい、ということは小都市を落とす、ということか?」
「それ以外に何があるんだ。あと一月も継続して攻めていれば落とせてたんだ。この作戦は失敗じゃあない。」
僕は思案する。カリオフ将軍が意固地に撤退を反対する理由はなんだ?その言葉の端には、この国の面子、この国の部隊という点が強調されている。多分、カリオフ将軍の意地は、面子だ。
「ああ、よく分かったカリオフ将軍。
しかしこれはカリオフ将軍の提案を呑んで、カリオフ将軍主導の作戦とする。そうだな、1年、1年以内に落とせなければ撤退とし、その責を将軍に問うが良いか?」
カリオフ将軍は即答した。
「上等だ。1年もかからねぇよ」
僕は頷いた。責任が僕に無い、かつカリオフ将軍がやる気になるならそれでいい。
「お待ちください陛下。」
と口を挟んだものがいる。
すかさずセバンが紹介する。
「イーストロノウェの文官トレーです。発言を赦されよ。」
痩せ細った白髪の七十代の男だ。
彼に向かって僕は頷く。トレーは不安そうな表情が顔に張り付いている。眉根が寄って猜疑心の塊のような上目遣いだ。
そして口を開く。
「我がイーストロノウェは長きにわたる戦争で食糧をはじめ資材がつきかけております。もう1年となるととても我が都市の内政は立ち行きません。近隣の村々も悲鳴を上げております。」
カリオフ将軍が対面のトレーに凄む。
「トレーてめぇ!」
僕はカリオフ将軍を右手を上げて制止する。
「カリオフ将軍やめよ、今はトレーの話を聞こう。」
カリオフ将軍は忌々しそうにトレーと僕を睨んだ。しかし引き下がる。
トレーは一瞬怯えて両手を口元に上げたが、それを下げて再度口を開く。
「つきましては、中央、あるいはサウスロノウェから、食糧その他資材を融通していただけないでしょうか?」
僕は首を傾げる。
「資材に関しては考えがある、とは先程通達した通りだ、それはロノウェ国の負担に含まれる。食糧もそれに含もう。それに本来人の往来が多くなりイーストロノウェは潤ってるはずだ。何か不満な点があるのか?」
「いえ、その、今回のリトルグロウとの戦争は我がイーストロノウェが責任を負っております。それはカリオフ将軍が名言されている通りです。
長い戦いにイーストロノウェの貴族達は大変負担を強いられております。その財政の危機により、通常の価格の取引ではすでに払いきれない借金を我が都市、貴族達が背負うことになっております。
どうかそれについて陛下のご温情をいただけないでしょうか。
そうでなければ、例えこの戦争を勝ち抜いたとしても。」
トレーは目線が虚に揺らぐ。
僕は頷いた。
「国の存続の危機に、せこいことは言わない。輸送費も含めて十分に考慮しよう。」
トレーは「感謝します」と頭を下げた。
次に声を上げたのは武漢文官の二人だった。
二人は驚いたように顔を見合わせ微笑んだようだった。
セバンが告げる。
「ノースロノウェの武官レオン将軍と、文官ポレメールです。二人とも同じ事を聞きたいのでしょう。発言を赦されよ。」
僕は頷いた。
「ポレメールです、以降お見知り置きを。」
凛々しい顔の髭の素敵な五十代、クールな男だった。
彼は恭しく頭を下げて口を開いた。
「我がノースロノウェはペイロスア国と接する小都市と小競り合いが絶えません。レオン将軍はノースロノウェとペイロスア国の砦の要。リトルグロウには赴かないことをお願いしてもよろしいでしょうか?代わりに私がいくらか兵と食糧を輸送いたします。」
そう言って頭を下げた。
レオン将軍、獅子を思わせるような金髪と髭を他靡かせた大男、彼も頭を下げる。
「北は手が抜けません。どうかお許しを。」
僕は頷いた。
「願いはわかった。代案も提案してくれた。聞き入れる以外に無いよ。」
セバンが「レオン将軍は我が国でも筆頭の武勇ですが、仕方ありませんね。」と呟いた。
次に声を上げたのは、好々爺とした小柄な、痩せた白髪の七十代の男だ。
「ウェストロノウェの文官、パテンセレンです。発言をーーー」
セバンの声に被るように、彼は声を上げた。
「今年は豊作でした。距離が遠いので保存の効くものとなりますが、ウェストロノウェは全面的に協力しましょう。今年は特に米の出来が良くて」
パテンセレンはそれから作物の収穫状況を事細かに教えてくれた。大豆はどうだ、芋はどうだ、麦はどうだ
「長いよ。」
僕は思わずパテンセレンに聞こえないようにぼやいた。まだまだ続きそうだ。
「パッティ、そこらへんでよかろう。私からも話がありますぞ。」
言ったのは顎の大きい大柄な男だった。
「ウェストロノウェのシールース将軍です。発言を赦されよ。」
僕は頷いた。
「ネイバ国との国境は何年も諍いは起こってないけん。、、、起きてないです。
守りに不安はないけん、儂も東にいこかなぁと思っとったけん。、、、思ってました。」
方言が強い。それを一々但し、ゆっくりと喋る。
僕は頷いた。今までの中でこの二人の話は一番耳に気持ちよかった。内容が肯定的で、かつ朴訥としていて好感が持てる。
「よろしく頼む。」
と、
「田舎者どもが。」
と呟く男がいた。
僕は顔を顰めた。
「言いたいことがあるなら言ってくれ。」
と言うと、すかさずセバンが紹介する。
「中央のデリヴ殿です。」
髪の薄い、お腹の出た六十代の男だ。
顎の肉が大きいのでいつも上から目線になる。
「商人あがりの王様にはわからないかも知れませんがねぇ、この国も潤沢に資源があるわけじゃないんですよねぇ。
イーストロノウェは鉄や馬産で豊かですしグロウ国との戦争で潤っているはずです。ウェストロノウェは食料が潤沢です。ノースロノウェだって工芸品の産地ですし、サウスロノウェだって交易の要衝です。」
と、他の武漢文官を睨め回しながら言う。
当然色めきたつ。
セバンがそれを制止してデリヴに告げる。
「何が言いたい。」
デリヴはそんな諸侯をじっくりと牽制するようにニヤニヤと見ながら口を開く。
「新王ホロ様、十分にお気をつけください?何しろ敵は外にいるとは限りません。
中央の、このロノウェの国力を保ってこそ他の4都市を制御する力。
みだりに『考慮します』などと、口になされるな。
中央を制することこそ、この国の安寧。」
僕はそれには答えず、ただデリヴを見た。中央で文官のトップとして生きてきた奢りがありありと見てとれた。
デリヴへの囁きが止まない中、僕は口を開いた。
「今、リトルグロウの現場には誰が?」
セバンが答える。
「カリオフ将軍の副将、クロス将軍が当たっています。」
カリオフ将軍がすかさず答える。
「王の国葬が終わり次第、俺は現場に戻る。まぁ、俺とクロスなら1年はかかんねぇよ。恩賞を考えて待っておけ。」
カリオフ将軍が言い終わって、セバンがカリオフに向かって目だけで告げる。
「(その言葉遣いは治らないか?蛮族が)」
カリオフも負けてない。
「(こちとら牧草と馬の民、現場の叩き上げよ。文句あるか?)」
とでも内心で言っているのだろうか。
と、今までのやり取りを見て、僕に目を向ける男がいた。
このホロという血の継承者は、ただの馬鹿では無いようだと見ているようだ。顔の皺が深い、腰の曲がった白髪の老人である。杖をついている。彼が小さく手を上げた。
すかさずセバンが紹介する。
「文官のアテス殿です。主にサウスロノウェの管理をしています。」
「知っている。よろしく頼む、アテス殿。」
ホロの育ったサウスロノウェの実力者だ。
アテスは深々と頭を下げ一礼した。へりくだってもいないし、かといって傲慢でもないその所作に、長年を城内で生きた気品のようなものがあった。カリオフ将軍の後だからなおさらである。
「二つ目の人材確保について、恐れながら申し上げます。この王都より西の村で、不思議な男の話を聞いたことがあります。何でもこの大陸に生きること三百年を超え、各地の古戦場を渡り歩き、地図の作成、国力の推定、戦争の分析を行い、今や神算鬼謀の人と呼ぶにふさわしい存在になっていると聞きます。」
「待って待って待って」
僕は止める。
「わからないことが多すぎるよ。三百年?三百年っていったら、ヒューマレースではなく、他種族ってこと?」
「その通りでございます。ツリーレースと呼ばれる種族なら千年は生きると聞きますし、ストーンレースなら、一万年生きると聞いたこともあります。彼の者はツリーレースだとか。」
「なるほどね。シンサンキボウって、どういうこと?ストレンジャーってこと?」
「ストレンジャーかはわかりませんが、知略、策略、策謀、戦略、戦術、戦争の引き出しと言いましょうか。それはこの大陸でも随一でしょう。」
なるほど、と言って、しかし僕は不審感を隠さない。
「それほどの人物なら、父も欲しがったろう。今まで進言したことは?」
「陛下の不審もごもっともです。まず、前王アラン様にも、進言したことはあります。しかしながら、この国ではヒューマレースの地位がもっとも高く、他種族は重く用いられません。身分も低いです。前王も一度呼びかけたのですが、それに応えたことはなく、これに対し前王は怒り、それ以来進言したことはありません。
しかし、聞くところによると陛下はストーンレースの婚約者を持つそうですね。」
謁見の間がどよめきに包まれた。
僕の右手の控室のダアトの顔がこわばる。
僕はそれを右肩で感じとっていた。ダアトにとってはデリケートな問題だ。そして、自分にとっても。
慎重に答えた。
「その通りだ。いずれ正式に発表するが、特に隠していたわけでもない。私にはストーンレースの婚約者がいる。私は彼女を選び、彼女も私を選んでくれた。」
「出過ぎた真似をお許しください。」
アテスは深々と一礼した。
ダアトの顔をチラリと盗み見ると
「(出過ぎでしょ)」
とでも言うような不満顔だ。
アテスは言葉を続けた。
「そんな陛下だからこそ、ツリーレースの天才を引き入れることに、他種族だからという抵抗は無いでしょう。また、呼びかけだけでははぐらかされるかもしれませんから、是非直
接お会いになってきてはいかがでしょうか?陛下のご足労に見合う以上の人材であると、私は見ております。」
僕はなるほど、と頷いた。
「その通りにしよう。そして全く学ぶことばかりだな、二つ目の人材の確保について、種族、身分を問わない、という一文を付け足そう。もちろん、重く用いるかはその能力による。
その者の名は?」
アテスは重々しく答えた。
「ジェンハッド、と聞いております。」
謁見の間では囁く声が起こりしばらく待たなければならなかった。種族や身分を問わない、となると、今後の混乱にならないか。
しかし、僕はそれを黙殺した。
最後に手を挙げたのはセバンだった。
「私から良いでしょうか?」
「よろしく頼む。」
「三つ目の資材の確保というのは、我が国の南部で作らせている貴金属やレンズを交渉材料に、南部を流れる大河を渡って、宗主国ストラスから資材を取り寄せるつもりですか?」
「その通りだ。」
「恐れながら申し上げますが、あまり多く物を輸出すると、戦争の火種になりかねません。現在、大河以南の国とは友好を結んでいるのは我が国の大きな力です。ゆめゆめやりすぎませんよう、お気をつけくださいませ。」
僕は苦い顔をした。
「セバン大元帥には隠し事ができないなぁ、では三つ目の資材調達に関してはくれぐれもやりすぎないように年の輸出量を決め、それを超えないように注意することを付け加えよう。ストラスの調達係と話し合う場を設けよう。」
あとは前王の国葬の予定と、細々とした今後の予定を話し合い、解散となった。
皆が出ていく中僕が腰をさすっていると、カリオフ将軍が睨みながら近づいてきた。
「商人あがりよぉ。転ぶなよ、お前。あんまり舐められる真似すんじゃねーぞ。」
と言い捨てて去っていった。
グロウ国:首都ロノウェの東のイーストロノウェと接するビーストレースの国 戦争中
マクサル国:グロウ国より東にあるビーストレースの大国 グロウ国と戦争中
ペイロスア国:首都ロノウェの北のノースロノウェと接するツリーレースの国 小競り合いが絶えない
ホロ:主人公 ロノウェ国王 16歳 ヒューマレース 天然パーマのモジャモジャ明るい髪、身長165程度 眠そうな二重の目
ダアト:18歳(?) ホロの婚約者 ストーンレース ホロの婚約者 石質の褐色の肌を持つ 銀髪が肩まで 身長165程度
セバン:50歳 ヒューマレース ロノウェの大元帥 ホロが幼い頃の敎育係 肩までの髪を中分け 身長180後半
カリオフ:38歳 ヒューマレース イーストロノウェ将軍 金髪で鶏冠のような髪 身長180
トレー:68歳 ヒューマレース イーストロノウェ財務トップ 薄い髪 猜疑心の強い顔
ポレメール:52歳 ヒューマレース ノースロノウェ財務トップ 白髪混じりのオールバック 彫りが深い
レオン将軍:50歳 ヒューマレース ノースロノウェ将軍 金髪 ライオンのような髪と髭 身長190弱
パテンセレン:79歳 ヒューマレース ウェストロノウェ宰相 白髪 曲った腰 身長150 いつも笑顔
シールース:61歳 ヒューマレース ウェストロノウェ将軍 下顎とお腹(筋肉)が大きい 茶髪 オールバック 身長200 いつも笑顔
デリヴ:55歳 ヒューマレース 首都ロノウェ宰相 顎の肉と下腹が大きい 極度の垂れ目
アテス:68歳 ヒューマレースとツリーレースの混血 サウスロノウェ宰相 痩せた腰の曲った白髪の老人