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エルフの贈り物

作者: 物語のあるリボン/いろいと

物語のあるリボン作家『いろいと』です

私の作るリボンには、1つずつ名前と物語があります

手にとって下さった方が、楽しく笑顔で物語の続きを作っていってもらえるような、わくわくするリボンを作っています


関西を中心に、百貨店や各地マルシェイベントへ出店しております



小説は毎朝6時に投稿いたします

ぜひ、ご覧下さい♡



Instagramで、リボンの紹介や出店情報を載せておりますので、ご覧下さい

hhtps://www.instagram.com/iroit0

キラリ光る何かが私の目を捉えた

何だろうと思い、道の真ん中に落ちているそれを拾う

『ブレスレット・・・?にしては、小さいよね?ぬいぐるみのネックレスかな?』

一粒の白く輝く宝石が付いている小さなネックレスのような物を、私はまじまじと見つめていた



『この辺りで落とした気が・・・ん?・・・あ!!・・・ああぁああ!!!うわぁぁぁ・・・!!!』



どこからか聞こえる小さな叫び声

周りを見渡しても人はいない

私は首をかしげながら小さなネックレスを持ったまま、近くの森の中へと散歩しに入っていった






森の中は、とても静かで穏やかな気持ちにさせてくれる

私は深呼吸をしながら、自然を堪能していた

しばらくすると、リンと鈴の音が遠くから聞こえてきた

猫でもいるのかと音の鳴る方へと視線をやると、そこにはいつ寝てしまったかな?と思うような夢のような光景が、私を釘付けにした






『でさぁ♪この間食べたソフトクリームが本当に堪らないの♡』

『わかる!!あそこのソフトクリームは格別よね♪』

女子トークが森の奥まで響き渡り、草木はとても嬉しそうに葉っぱを揺らす



『いや~、まさか鈴の音が猫じゃなくてエルフだったとは、私もびっくりよ 笑』

『あはは♪ワタシもね、めっちゃ焦って羽隠すの忘れてたのよ!あっはっはぁ~♪』

そう目の前でカラカラ笑う女の子

ストレートのショートの髪の毛に、お目目がくりっと可愛らしい子どもが、私が拾ったネックレスの持ち主だ

ネックレスを取り戻しに急いで追いかけてきたのだが、うっかり羽をしまうのを忘れて私に声をかけてしまったのだ



エルフは人間で例えると、ちょうど小学校の低学年くらいの子どもの姿になる事が出来るらしい

普段はリンゴくらいの大きさなのだが、たまに街へ出る時には子供の姿をしているそうだ

でも姿は見られることは少なく、ひっそりと『今』を生きている

そう・・・この森で






この落としたネックレスは、エルフにとってとても大切なものらしい

詳しくは教えてくれなかったのだが、きっと魔法が使えなくなるとか重要な事なのかな?と想像して私はドキドキしていた


『今日はあなたに会えて散歩がとても楽しくなったわ♪ありがとう!』

『ワタシも捕まえられなくて良かった!くすくす!』

『そんな事しないよ?でも・・・そうだね怖いよね。持っていってしまって、ごめんね。何でか森に持って行かなきゃって思ったんだよね』

『え?そうなの?じゃあキミは、もしかしたら遠い昔に私たちと出逢っていた民かもしれないね♪』

『ん?どういう意味?』

『エルフと人間は遠い昔、一緒に暮らしてた街があったんだよ。でも喧嘩をしてしまったらしくてそれ以来お互い会う事も出来なくなってしまった。エルフが記憶と能力を消してしまったからね。それでもたまにこうして、どこかで覚えてくれてる人間に出逢えるんだ。ありがとう。ふふっ』

『そんな事があったの!?え!?すごい!!もっと聞きたい♪』

『え~、どうしよっかな♪』






今日は散歩へ行こうと決めて、のんびり街を散策していた

どこへ行こうかと思った時に森へ行きたくなったのは、エルフと会いたいと思ったからなのだろうか?と、少し嬉しい気持ちにもなっていた

いつしか夕陽が二人の顔を柔らかく包み始めていた

ふと木々の間から見える赤い空をみて私はハッとした



『もう夕方!?そろそろ家に帰らなきゃ!』

『帰る?うん♪ありがとう!とっても楽しかった♪』

『私も!!』

『そうだ♪これ、あげるよ♪お守り!』

そう言って渡してくれたのは掌におさまるくらいの小さな葉っぱだった

見たことのない不思議な色をしている葉っぱを、私は興味深く見入っていた



『虹色?なんだろう?不思議な色の葉っぱだね!お守りなの?』

『うん♪ワタシとキミの出逢いの記念と、ちょっとしたお守り♪きっと良いことが起こるよ♪』

『わぁい!ありがとう!帰ったらお母さんに話しちゃおう!』

『あ!ダメだよ?くすくす。言いたくなる気持ちすごく分かる♪でも内緒♪いい?ふふふ』

エルフはいたずらっぽく笑っているけど、どこか真剣な眼差しで私を見つめていた



『うん、わかった』

『ありがとう・・・』

『・・・ねぇ?また会えるよね?!』

『うん♪もちろん!』

そう言って、エルフは甘い香りをさせながらリンと空高く舞い上がった・・・

私は、夢だったのかな?と思いながらエルフの姿が見えなくなるまで見送った

どこか薄れていく記憶を思い出しながら、しばらく不思議な葉っぱを見つめていた

最後まで読んで下さり、ありがとうございます


色々なお話を書いておりますので、どうぞごゆっくりとしていってもらえると嬉しいです


また明日、6時にお会いしましょう♪

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