第3話 みかさの門出
2025年3月、護衛艦「みかさ」が完成した。日露戦争で活躍した艦艇がこの令和に復活した。
護衛艦「みかさ」基本情報 DDG-195
・建造費 2000億円
・艦種 ミサイル護衛艦
・母港 横須賀、佐世保(副母港)
・基準排水量 8500トン
・満載排水量 12540トン
・全長 180m
・最大幅 23.8m
・深さ 14m
・喫水 6.5m
・機関 COGLAG方式
・主機 LM2500IECガスタービンエンジン
・出力 7000PS
・推進器 スクリュープロペラ×4軸
・速力 35ノット
・武装→19口径10インチ単装砲
高性能22mm機関砲(CIWS)×4基
90式/20式SSM6連装発射筒×4基
MK41 VLS(65+35セル)
22式4連装魚雷発射管×4基
・搭載機 ヘリコプター×2機
・発注 2023年
・起工 2023年10月17日→完成2025年3月12日
・進水 2025年5月27日
・就役 2025年10月15日
そして護衛艦「みかさ」の艦長になったのは芦田諒太1等海佐である。過去に第3護衛隊郡司令を勤め今回護衛艦「みかさ」の艦長になった。まだ進水前ということもあるため操縦は出来ない。芦田は操縦できる日を楽しみで夜も眠れなかった。
2025年5月27日、護衛艦「みかさ」の進水式が行われた。護衛艦「みかさ」は今後横須賀基地と佐世保基地を行き来する。配属される部隊は第1護衛隊に配備された。また、護衛艦「みかさ」を人目見ようと多くの人が見に来た。
「これより護衛艦「みかさ」の進水式を執り行います。まず初めに深谷内閣総理大臣と木部防衛大臣から挨拶があります。」
「え~皆さんこんにちは内閣総理大臣の深谷です。この度は護衛艦「みかさ」進水式にお越しくださりありがとうございます。そしてみかさの復活を我々はとても嬉しい所存であります。また、逼迫する安全保障環境に伴い、我々は更に国防に力を入れていきたいと思います。以上です。」
次に防衛大臣が話し始めた。
「防衛大臣の木部です。護衛艦「みかさ」の完成を心より楽しみにしていました。護衛艦「みかさ」は今後国防の要とされるでしょう。今後とも我々に力をよろしくお願いします。」
歓声と拍手が響いた。
「いいぞ~」 「これからも頑張れ!~」などの声が多く聞こえてきた。
「そして次に護衛艦「みかさ」艦長芦田諒太1等海佐より挨拶があります。」
「皆さんこんにちは。この度護衛艦「みかさ」艦長に任命されました芦田です。以前私は第3護衛隊郡司令官を勤めておりました。配属先は変わりますが国防という観点からやることは同じです。よろしくお願いしますk!」
大きな拍手が起きた。見物人は今の彼の言葉から今後に期待を寄せた。
総理や防衛大臣からの挨拶終了後、護衛艦「みかさ」が進水した。戦艦「三笠」として活躍し、約120年ぶりに護衛艦「みかさ」として現代に蘇った。一方、横須賀の三笠記念公園は戦艦「三笠」の復元として保存されることになった。
中華人民共和国 北京
「お待ちしておりましたプーリア大統領。さぁこちらへどうぞ。」
「今日もよろしく楊主席。」
中国とロシアの首脳は極秘会談が行われていた。
「まず日本の新型護衛艦「みかさ」だがいざ開戦となった場合真っ先に攻撃目標をそれにする。」
「分かりました。」
途中雑談を交えながら話をした両首脳はあの話に踏み込んだ。
「核兵器の使用の有無はどうしますか?」
「核使うと奴等が来るからな・・・なるべく使わない方針だが核による威嚇はするだろう。」
「了解です。それと我々に協力する国は?」
「我が国と中国・イラン・ベラルーシ・北朝鮮・ブラジル・南アフリカ共和国等だ。インドは中立だが・・・」
「インドは我が国が攻めます。パキスタンを見方につけて。」
「それはいな。そして我が国はウクライナに再攻撃、北海道・アラスカに同時侵攻する。」
「分かりました。互いに頑張りましょう!」
その後中露の密談は終了した。西側は当たり前だがまだこの事に気づいていない。
まや型護衛艦を基に基本情報を整理してみました。想像上の兵器もありますがよろしくお願いします。