夜が怖い
夜が怖い
夜布団に入って寝る
意識が薄れ出すと同時に冷気が体を蝕んでいく
足が冷え
手が冷え
徐々に体の中心に向かって浸食してくる
そして肺がひゅっとなる
痛いとも苦しいとも違う
肺が可笑しくなる
このまま呼吸が出来なくなるのかと恐怖で目が冴える
意識が戻っても肺は可笑しい
このまま朝目が覚めることが出来ないのかと恐怖する
恐怖に震え
冷気に震え
意識は何時しか消えている
そして朝目で覚める
段々と明るく暖かくなっていくのを感じ
ああっ今日も生きて朝が向けられたと喜ぶ