平和日記
彼は二ホン?という世界からここに来たと言う。名前はタケルと言って私と違い髪は黒く目は茶色をしていた。最初彼に会った日は雨が振っていて彼の身体は冷え切っていたから私は彼を家へと連れて帰ったのだ。辺りは暗く彼をほったらかすことが私にはできなかった。その日私は家の者に車を出さして街に出ていた。そして彼を、タケルを見つけたのだった。
街で彼を見つけた時タケルは気を失っていた。着る服もないようで裸で路地裏で倒れていた。ただ服は着ていなかったけれど彼は宝石のついた首輪をしていて近くには鏡と剣が転がっていた。私は車の運転手に助けを求め雨の中で彼を車まで運ぶと折角街に出かけたのに買い物もせずに家に帰ったのだ。家に帰り適当な服を着せると私はベットに彼を寝かせ、そして彼が目を覚ますことを待った。部屋を 温めると少しの時間が経つと漸く彼は目を開けた。私の顔を見ると戸惑いを示したが私が彼に語りかけると落ちついたようで私は家に医者を呼んだ。そのうちに医者が家へ訪れると彼の身体を調べ始め怪我もなく病気にも掛かっていなく身体は至って健康だと私に伝えた。私は会ったことがなかったが彼の身体の特徴はこの大陸の東に住む民族に似ていると答えてくれた。
医者が帰り私は彼に語りかける。彼は私の言語を理解できなかったが私は彼の言葉を理解することができた。だから彼が話す言語が二ホン語と言い彼の出身地が二ホンと言うことも理解することができた。そして彼の名前がタケルということも理解することができたのだ。名前はタケル姓はヤマトだと彼は言った。黒の髪は長く伸び私が髪留めを渡すと輪っかを作って独特な髪型を作っていた。
私はそれから彼にこの国の言語を教え彼にこの国の人々はどんな生活様式を取るのかどんな文化の中で暮らしているか、社会、政治、様々なことを彼に教えていった。