対策を講じる必要があるみたいです。
今回は少し短めです。
久しぶりにお母様登場します。
そんなこんなで思い出したはいいけど、全くやったことないから何が起こるか分からないのが鬼門だよね…。
はぁ、どうしようかね。
小説みたいに対策なんて出来ないし…。
あっでも、本編開始16歳とか言ってた(はず)だからそこまでには確実に信じられる人を1人でもいいから作らなきゃ。
人脈=お茶会だけど、いきなりはダメだもんなぁ。
まぁ、お作法あんまり得意じゃないっていうのもあるけどさ。
「アーネ様。」
「あら、アズベル。」
話しかけてきたのは、私の専属侍女の内の1人のアズベル。専属なんていらないってお父様に言ったんだけど両親2人に懇願されたため、専属が付くことになった。
貴族では当たり前なんだけど、色々見られるから少し…いやかなり恥ずかしい。
こういうところはいつまで経っても慣れない。
けれど、今はいなくてはままならないようになってしまった。
「マルシェフ公爵家からお茶会のお誘いが届いた、と奥様が。」
「お茶会…そう、私も行かなきゃダメ?」
なんてグッドタイミングなの!嬉しいけど、必ずしもその家のご令嬢と仲良くなれる訳じゃないからなぁ。
「奥様とアーネ様に招待状が届けられたらしいです。」
「そうなの、じゃあ行かなくてはダメね。」
「アーネ様、何も心配することはありません。このアズベルや、ウルリーカ、エヴァが付いております。」
「そうね、あなたたちがいれば百人力だわ。」
そんなことを話していると、急にドアが開いた。
「アーネちゃん!」
「お母様、どうされたのですか?」
お母様はにっこり笑って、
「ドレス作りましょうね?」
採寸が嫌いな私に死刑宣告に等しい事を告げた。
「いっ、嫌です!」
「あらどうして?お茶会に行くんですもの、今までのドレスではないやつにしましょう?後、アーネちゃんは成長しているから去年のやつはもうきついでしょう?」
「うっ…。」
お母様は問い詰めるように言ってきて、非常に怖い。
「それに、服には流行というものがあるのよ?侯爵家の令嬢が去年流行った服を着ていったとして、お父様の耳に入ったら心配されちゃうわねぇ。」
「それは…。」
「アーネちゃん、貴族というものはメンツがつきものなの。だから、諦めてね?」
「はい…。」
結局お母様に押し切られてしまった。
私、勝てない人多くない?
これで、よく悪役になれたな…。
「アーネ様、私達が全力でサポートしますから!」
アズベル…今は全然その言葉が響かないから。
「はぁ…。」
これは、前途多難すぎないか?
こんなんでいいのだろうか…。
明日明後日はもしかしたら投稿できないかもしれません…。
でも、出来たら投稿出来るようがんばります!