とりあえず3歳になりました。
本当は土日のどちらかで投稿するつもりだったのですが、予定が狂ってしまい今日になってしまいました…。
これから一日一回投稿を目指してみます。
まだ試行錯誤中なので何かおかしいところがあったら教えてください。
え?時が経つのが早すぎるって?
いやいや、あれを語るとか無理じゃない?
愛されているのは分かっているけど、語ると変態になりそうじゃないか!!
既に変態じゃないか、とかそういう意見は聞きません。
だってさ、乳母(の役割の侍女さん)も美人だったから基本内心悶えていたからね!?
あれはある意味拷問なんじゃないかなとか、生まれ直したのになんて日だ!とかずっと思ってた。
それに自分のことを客観的に語るのは恥ずかしくて。許してね。
黙っていると頭上からお母様が訪ねてきた。
「アーネちゃん?」
「なんですか?」
「急に黙ってしまってどうしたのかしら?」
「おかあさまはいつもきれいだなぁっておもったんです!」
「あらあら、ありがとう。」
「えへへ、いつもおもっていますがきょうはとくにきれいです!」
「アーネちゃん、可愛すぎるわ…天使よね…。」
「おかあさま?」
お母様が何か言ったのによく聞き取れなかった。
「何でもないのよ、アーネちゃんは褒めるのが上手ね。お母様照れちゃうわ。」
少し頬が赤くなったお母様は国宝級に綺麗だった。国宝級の美人が照れるとこんな感じになるのか、凄いわ。
そんな感じでお母様と過ごしていると、お父様が帰ってきた。
「アーネ、エレメ、ただいま。」
「おとうさま、おかえりなさい!」
おとうさまに駆け寄って抱き着く。そうすると、お父様は私を抱っこしてくれた。
「アーネ、いい子にしていたかい?」
「はい!おかあさまにほめてもらったんです!」
「おぉ、どんなことで褒められたんだい?」
「ほめるのがじょうず、とほめてくれました!」
「アーネちゃん、とても可愛かったのよ。」
毎日こんな会話しかしていないからとても平和だなぁーなんてマイペースに過ごしていた。
だからすっかり忘れていた、ここが異世界だったということを。
「エレメ、王家からアーネに縁談が来た。」
唐突にお父様がお母様にそう切り出した。
えんだん?演談?いや字が絶対違うな。縁談?…誰の?
「ヘドマン、いくら何でも早いわ。アーネちゃんはまだ3歳なのよ?」
「王家からしたら早めに会わせて慣れさせる、という感じなのだろう。陛下には勿論進言した。」
「流石にアーネちゃんが気の毒だわ、もう少し待てないのかしら。」
「レイグラーフ様がアーネと同い年なのだ、お互いが相性が合うかどうか見るだけだろう。合わないならば、別の令嬢が宛がわれるだろうからな。」
むぅ…流石に大人の会話に口を挟むことが出来ない。内面が何歳であろうと外見は3歳だからね。
「アーネちゃんはどうしたいかしら?」
おかあさまが急にこちらを向きそう聞いてくる。
「なにがですか?」
一応ここは分からないことにしておこう。
「アーネ、王子様と会ってみたいかい?」
「おうじさまですか?」
「そうだよ、王子様がアーネと会いたいってお父様が王様から言われたんだ。」
「会ったらおとうさまもおかあさまもけんかやめてくれますか?」
「「!!」」
2人共驚いた顔をする。遠回しに今の言い争いは喧嘩に見えたぞと訴えた。
「おとうさまとおかあさまがけんかするのは、やです。だから、おうじさまにあいます。」
「アーネ?お父様達は喧嘩していた訳じゃないぞ?それに、無理そうなら断るからな?」
「そうよ、だから無理しなくてもいいのよ?」
2人は喧嘩の部分を必死に否定する。…私も出来る事なら面倒事に首を突っ込みたくない。けど、王様直々の命だから、お父様の印象を悪くしたくない。
「いいえ、だいじょうぶです。おうじさまにあいます。」
こうしてアーネ=トレンスは王宮へ行くことと相成りました。
初めてポイントが付いていたことに気づきました…。ありがとうございます。
感想とか、苦情的なものもお待ちしています。