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女嫌い

いつもと変わらない毎日を送っている美未、亜谷女、アタシ。


ところが、亜谷女が・・・


「美樹・・・私、彼氏と別れちゃった・・・」


『え?彼氏と?』

亜谷女の彼氏とは、ずっと片想いだった他校の男の子。

亜谷女はその男の子の事がすごく好きだったけど、何で?


『ちょっと待って、なんで別れたの?』


「理由が2つあって、1つは遠距離恋愛だから嫌だったの・・・」

アタシたちは東京に住んでいて、他校の男の子は青森に住んでいた。

そりゃー、遠距離恋愛になるわな・・・



『もう1つは?』


「・・・女に興味がないんだって」


『はぁ?じゃぁ、なんで好きって言ったりしてたの?』


「てか、メールもくれないんだもん」


『メールもくれないの?』


「うん。付き合って5ヶ月1通もメール来てないの・・・」


『1通も!?』


「うん。だから私から別れた」


『・・・・それでいいんだよ!』


「うん」



こうして、亜谷女の初めての恋は別れを告げた。


・・・にしても、アタシにいつ好きな人が出来るの?いい加減出来てもいい時期じゃない??



『かず!』


「んだよ、魔女!」


『かずは好きな人できたの?』



この質問で周りのいた男子が集まってきた。


『え?なに?なに!?』


「かず、向こう行ってろ」




『この質問ってヤバイの?』

男子がかずに聞こえないよう用心深く理由を話した。


『・・・そうなんだ。じゃぁ、好きな人が出来るわけないね!』


「これから気をつけてよ〜平野さん」




どうして、かずにこの質問をしちゃいけないのか・・・それは、


かずはものすごくの女嫌いだ。

今もこうやって、かずがアタシに話しかけてるのがとてもめずらいしいと言う。


女嫌い。

強情。

デリカシーがない。

消極的。

笑い方おかしい。

ウザイ。

恥ずかしがりや。

シャイ。

すぐに悪口を言う。


かずはこんな性格なのだ。

ここまでなったら、女子にも嫌われてるし、かずも女子が嫌いだから、どうでもいいらしい。


だから「好きな人いる?」とかの質問すると、怒って適当に女子を選び悪口などを言って、女子を泣かすらしい・・・


そこまで女子が嫌いか?じゃあ、なんでアタシと話すの?




長かった1学期も終わり、夏休みが終わったら席替えだ。

今度こそハラと離れたいなぁ・・・


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