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1回だけ

2年生は移動教室があるらしい・・・


今日はそのための席替えなんだけど、

アタシは5班

かずと美未が4班

亜谷女が1班


かずと離れてよかった・・・でも美未とかずが同じ班



「かずは美未のこと嫌いだよ?」


『でもさー・・・』


「平気だって!今までかず美未のこと無視してたし!」




―ある日


「ねえ、かずはどう?」


「お前こんなのもできないの?」


「うるさいなぁー!いいでしょ?」


「かずじゃあこれ・・・「知らない」




なに?美未のこと嫌いなくせになんで亜谷女のことは無視するの?

1年のとき美未のこと嫌いって言ってたじゃん・・・

亜谷女も平気って言ってくれた・・・


なんで?





『かず、普通に美未と話してたじゃん・・・』


「私もびっくりした・・・てか、私のこと無視してたよね?」


『・・・・美未のこと好きなんじゃないの?』


「それはないよ!あのブリッコだよ?」


『でも2年生になってから美未あんまりブリッコしなくなったじゃん』


「そっか・・・」




美未とかずの仲は日に日に仲良くなっていくばっかり



今は2人で登下校しているらしい・・・




「かず美未と付き合ってんの?」


「付き合ってねぇしバカじゃん?」


「じゃあなんで一緒に登下校してんの?」


「お前に関係ない」


「あ、かず待ってよ!・・・・」


『ほらね』


「なんで?・・・・」



『いいよ・・・アタシ諦める』


「え、ダメ!なんで!?」


『かず・・・美未のこと好きだよ』


「それは高橋さんのときと同じ錯覚だよ」


『登下校っておかしくない?かず今まで部活サボったことないのに美未と帰るためにずっとサボって部活退部になったんだよ?亜谷女知らないでしょ?』


「そ、そんな・・・1回だけ粘ってみて?1回だけ・・・」



1回だけ・・・


『いいよ』



美未は亜谷女の恋を邪魔した。

今度はアタシの番だ。もう奪われそうだけどね・・・・







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