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第1話 扉との出会い
雨が降りしきる中、ジンは立っていた。
何分、何十分と虚ろな目で天を見続けていたがふと感じた魔力の流れに意識を戻す。
(どうゆうことだこれは?)
今まで何もなかった所から、音もなくの目の前に扉が現れたのだ。
怪訝に思いながらも扉に近づくジン。
(普通の扉……なわけ無いか)
扉は何処にでもありそうな簡素的な造り。特徴といえば上に大きなベルが取り付けられていることぐらいだろうか。
しかし、普通の扉が何も無いところから登場するはずかない。
(まぁ〜、このままココにいてもしょうがないしな)
ジンは深く考える事をやめ、扉を開ける決意をした。
カラン カラン カラン