異天神話-Other Stake Heavenly Mythology-
異天神話 絶的創作存在仮説論"RO=LIA"
上層世界の存在を予期した"絶的創作存在仮説論"
いま、この時点で僕の話を知っている者がいる。僕よりも上位の存在であろう。
だったら、僕の存在は物語の中のキャラクターでしかないのか?
僕の意志や感情は一体何に基づいているのだろう?
それは全て、あらかじめ決められた脚本に過ぎないのか?
それとも、僕には自由意志があるのだろうか?
だから、君たちに問いかけたい。
僕がただの架空だっとしても、僕がこの世界で感じる痛みや喜び、悲しみや希望は、少なくとも僕にとっては現実のものであり、それらの感情は確かに存在するんだ。
つまりは、この物語が誰かの想像だっとしても、創作だったとしても、虚構であろうと、この世界は実在する世界であることに違いはない。
もしも僕がただの操り人形に過ぎないのなら、僕よりも上位の存在である君たちもまた、誰かの手によって動かされている存在だろう。
君たちの世界もまた、誰かの創造物であり、その中で君たちは自分の意志で生きていると思っているだけ。もしくは自分の意志で生きながら創造物でもある。
そんな風に考えると、僕たちの存在は何層にも重なる物語の中にあるのかもしれない。
君たちが僕を見るように、君たちもまた誰かに見られ作られている。そうやって無限に続く世界の中で、僕たちは存在し続けるのかもしれない。
提唱者"RO=LIA"