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喧嘩おやじはプライドがある

俺はセレナと別れた2日後、イニマンと言う街で客を探した。

するとムッキムキな体でタンクトップを来たおやじが近づいてきた。

「どこまでも運んでくれるんだよな? じゃあロッタまで頼む」

「ロッタですね? 60キロですので4000円頂戴いたします。ご飯はお持ちですか? 時間がかかりますが」

「大丈夫、待ってるよ」

「それじゃっ、乗ってください」

ロッタへ向けておやじを乗せた。

「ロッタへは何しに行くんですか?」

と俺が聞いた。

「ロッタでは毎年、ロッタ大闘技大会が行われるんだ。俺も参加しようと思ってな……そのためには2週間前までに応募しなきゃいけねぇんだよ」

「喧嘩ですか!?  凄いですね〜」

「ロッタ新聞見るか?」

ロッタ新聞というものをおやじにもらう。

『第59回ロッタ大闘技大会開催!』という大きな字が見えたので、続きを読んでいく。

今回の参加者は596名。

去年の王者:ミカド・パンチエ

2年前の王者:ミカド・パンチエ

3年前の王者:ミカド・パンチエ。

「ミカド・パンチエ!! 凄いですね〜3年連続王者、しかも600名ほどの大人数なのに!」

するとおやじがこっちを向いて、

「あのな、そのミカド・パンチエってやつ……俺……なんだよなぁ〜」

「そうですか〜、あなたが〜、って! あなたがミカド・パンチエさん!? すっ、凄いですね!」

「おう……サンキュー」

パンチエさんは親指でほっぺたを擦って礼を言った。

俺はカルマに向かって、

「カルマ……安全に早く行こうな」

と言った。

「パンチエさん! 大喧嘩大会ってどんな感じなんですか?」

「武器を使わないで、審判が終了と言うまで戦うんだ。例えば地面に相手の背中を10秒つけたりしたら終了判定だ」

「なるほど……殴ったり蹴ったりは?」

「ありだ」

と会話をした。

「俺が出たらどうなります?」

と俺が聞くと、

「どうだろうな。半分くらいはそこまで強く無い。俺でも苦戦するのは10人くらいだな。アンタがどこまで強いのかは知らないがな」

とパンチエさんは答えた。

その後パンチエが馬車で寝て、5時間ほど時間が経つとロッタについた。

ロッタは今まで行った街の中で一番栄えていて、噴水や滝など美しく清潔な街だった。

「パンチエさん! 着きましたよ」

「おうよ! 来たぜロッタ!」

俺と喧嘩おやじの大喧嘩大会が今始まる。


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