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おまけ 人物辞典 ネタバレあり

人物辞典


ラグナディア王国

※この国は貴族の中にミドルネームに片親の姓をいれる習慣がある家があります


ラファリア・リザベル・ミルトン 享年15歳

 主人公のくせに最初から最後まで死んでいる。エピローグではあのようになっているものの、本来のラファリアは作中ではずっと死人である。


 若干多動児気味。生前は無自覚に【勤勉】と【怠惰】による自他への時間操作をかましていたチート公女様。本人は剣で矢を叩き落とすなんてできないと思っているがやってみたら普通にできたであろう。

 

 そのため他人からすると客観的には有り得ない速度で物事を学習し、速攻で飽きる悪癖を持っていた。なお【勤勉】【怠惰】は両方もっていると寿命のある相手なら一瞬で老衰死させることもできたりするチート能力だが、人間ではそこまでやるには霊力が足りない。普通なら。

 かなり重度のシスコンなのだが自覚がない。


オルフィリア・リザベル・エル・ラグナディア 15歳

 主人公に取り憑かれてた姉上様。もともと魔術の腕と、精神力と記憶力に優れ、極めて高いポテンシャルを持っていた。

 それが最終的に妹の経験値と力を得ることで、文武両道、魔術弱体後の世界でも普通に強めに魔術が使えるうえに、高出力の【史記】による凶悪なサイコメトリーを使いこなし相手の秘密を丸裸にするチート女王になる。軽度のシスコンだが自覚がない。


ベルトラン・サーマック・トゥア・ラグナディア 享年34歳

 不幸にもあっさり自害させられた父上様。サーマック公マーカスとは従兄弟にあたる。


ナーキシィア・ロイテマン・ラグナディア 享年27歳

 流行病にて亡くなったラファリア達の母親。西方のリザベル侯家の長女。実家は出番無し。


サリア・オーリス・ラグナディア 29歳

 ベルトランの第二妃。元は西方にある都市国家、ペルーディア公国というところの姫。今回の物語には関係無し。


ストレリティア・ペルーディア・エル・ラグナディア 4歳

 第三王女 サリアの娘。極楽鳥花の名を持つ。


オーキディア・ペルーディア・エル・ラグナディア 2歳

 第四王女 サリアの娘。蘭の名を持つ。


ヨーゼル・シュバルツバウム・フェーデル 23歳

 フェーデル家総領。優秀な戦士で指揮官だが、酒癖が非常に悪い。


マクセル・シュバルツバウム・フェーデル 16歳

 ラファリアの婚約者、弓使いの青年。エピローグにてミルトン公としてわずかに登場。


ルドミラ・ハイデルベルク・フェーデル 37歳

 マクセル達の母親でフェーデル家当主。若い頃は武勇に優れ、フェーデルの牝虎と言われるも現在は白血病を患っており、出番無し。


アンセム・クロウヤード 25歳

 マクセルの護衛を務める青年。魔術師、戦士としてどちらも優れているものの、風貌や性格がそれらしくない。エルシィの子孫の一人。


ガルザス・ハンタレイ 享年26歳

 小悪党ながら【奪魄】の異能に目覚めてしまい、その後ジェフティに利用されたあげく、異能の使いすぎで理性をどんどん蒸発させられて最期にいたった男。本来R18要員。

 祖父のパリス王子は漁色が酷く追放されたので、似たものではあったのかもしれない。


グラハム・ヴォルフヴァルト・ミルトン 47歳

 ミルトン公爵当主、ラグナディア外務相。子宝に恵まれず、義理の娘も喪って傷心なところに無理難題を背負わされる不幸な人。酒癖が悪く泣き上戸になる。


シエラ・ドーソン 21歳

 ミルトン家の侍女。


クリステラ・アンデション 36歳

 ミルトン家の侍女。


ボルタス・バールハイト 50歳

 ミルトン家の家令。四角くてハゲている。


アモイ・オーバヤシ 25歳

 ミルトン家の騎士。不幸体質。


アロンツォ・トルティ 29歳

 ミルトン家の騎士。ヒゲ。


マーカス・ドゥヴェルト・サーマック 35歳

 王国四公当主。王の従兄弟にあたり、西方のまとめ役であるも、先代が重量級だったためそれを知る他の貴族らに少し舐められている。本人は西方人にしてはインテリ気味。姫様に振り回される役どころ。


ダグラス・ブーリエン 31歳

 サーマック家の騎士。


エヴァウト・ザインツ・スタウフェン 44歳

 西方の侯爵。先祖代々何かとサーマック家と張り合っている。何かとキレやすい人物だが作中ではまとも。


パウル・ダリス 享年31歳

 スタウフェンの騎士。謎の触手の怪物にやられ王都解放戦にて戦死。


ハンス・ニクラウス 享年56歳

 30代の頃から槍聖と謳われた槍の達人。西方国境警備隊隊長。将軍。王都解放戦にて、謎の夢の国にいそうな怪物と相打ちになる。


アーロン・フォウト・ファディオン 21歳

 ファディオン家当主。躁病の気があり変人と見なされているが、能力的には優秀な人。


ルドルフ・ゴトラント 54歳

 アーロンの執事


マーカス・ファビオ 35歳

 ファディオン家の騎士


アルバノ・レミントン・アンゼルモス 42歳

 東方公。速攻でガルザスに操られ、ニクラウス将軍に殴られた。


ランディ・イシュハーン・アンゼルモス 13歳

 オルフィリアの婚約者、後の王配。


ダリウス・シルバ・レブロン 44歳

 南方の伯爵。ふとっちょ。ガルザスに操られるも何とか助かる。


クリス・バニャール・エレクトン 58歳

 南方の子爵。ガルザスに操られていた。


バーランド・フリューバルト・プロスター 62歳

 北方公。お金が好き。相手に何かをしてもらう事が好き。自分からはやらない。あと容赦ない。亡き妻の若い頃にそっくりな孫娘を溺愛している。


アイゼル・デイズ・プロスター 15歳

 プロスター家長女。オルフィリアの友人。祖父の溺愛を厭っていた。スタイル抜群でガルザスに最も気に入られてしまい……。


ライナー・デイズ・プロスター 13歳

 プロスター公家総領。祖父によって死の川を渡りかけた。治療者がエルシィでなければ普通にそのまま渡っていただろう。


ギュンター・ベルニヒ 33歳

 プロスター家の騎士。筋肉達磨。


レーメ・リー 65歳

 プロスター家の執事。バリツ的な何かの達人。東方出身。


ティーダ・ハルケンベルク 59歳

 プロスター家の使用人。魔術に優れる。


ミリエール・ホーナー・マイナルディア 16歳

 軍務相の娘。オルフィリアの友人。ガルザスに気に入られ、アイゼル同様に……。


ルヴェルタ・シラーラット・イシュハーン 15歳

 東方イシュハーン侯の娘。ラファリアの友人。ガルザスに気に入られ……。


マルグレテ・ビルナーヴァ・ザインツ 15歳

 西方ザインツ伯の娘。ラファリアの友人。帰省していたため難を逃れる。


ブレンドン・シルバ 50歳

 南方海軍の将軍。シーリンという孫娘がいる。


マティアス・ブラーバム・ロダン 享年44歳

 中央軍将軍。ヤーナルに斬られ死去。ベルトラン王からすると再従兄弟にあたる程度に王室の血を引いていた。


デイモン・モロゾフ 78歳

 宮廷魔術師長。枯れ木のような爺様。ラファリアたちに双生の術式を刻んだ担当者。


クレア・アビダル 50歳

 王立学園の教授。女性。精神系の魔術に詳しかった。


リザ・ハンタレイ 19歳

 ガルザスとアイゼルの娘、オルフィリアの侍女


クラウス・アンゼルモス・トゥア・ラグナディア 13歳

 オルフィリアの長男。基本的には温厚で聡明なタイプの王子様だが、思い込んだら突っ走って後で後悔するところがある。まさか見初めた相手の中身が叔母であるとは知る由もなかった。


アイシャ・ルヴィオット・ヴァンドール 12歳

 ラファリア成分90%くらいで構成されているお姫様。一見蛮族の国の姫らしからぬお淑やかさであるが、それは取り繕う術がラファリアの時よりうまくなっているだけに過ぎない。


 記憶については、生前のラファリアのものに加え、死んでからのナヴァやホノカたちとの会話やプラナスの記憶のうち、特に機密指定されたもの以外は認識できる。思い出せない理由は理解している。


 ただし霊威については、自分の持つぶんだけは分かっている。そのため【勤勉】【怠惰】【史記】【奪魄】を低出力ながらも意図的に使うことができ、銃弾や矢も撃たれてからよけられるプチチート姫。


 高出力にすると頭痛に苦しんでぶっ倒れる。これはオルフィリアほど霊力の最大値、作中で命数と呼ばれているものが高くないためだが、【奪魄】を併用することである程度対処可能。これによりかつてヴァンドールに攻めてきた敵国を退けたこともあるが、本人以外は誰がやったかを知らない謎現象である。


 若いうちは夫のクラウスと共に船を使って世界中に外交行脚し、トラブルに巻き込まれまくる生活をおくることになる。


リオネル・ガーランド・ラグナディア 享年85歳

 ラファリアたちのご先祖様。特に異能などはなかったものの、高い推理能力と根性があり、僅かな資料から太古の歴史を概ね推測できていた。

 また、後年ラグナディアになる場所で偶然太古に破壊された移民船「4th Noah」の人工知性ジブリルの残骸を発見し、それを魔人王に提供することで助力を得ることに成功した。あとロリコンとの謗りは免れ得ない。


フリージア・トゥア・エル・シュタインダール 享年65歳

 ラファリアたちのご先祖様。端から見るとロリコンの毒牙にかかったお嬢様だが本人らは幸せだった模様。

 

メルキスタン王国


トミー・シェクタル 享年41歳

 ラベンドラ王国から去って以後、若くして妻を亡くし再婚もせずリディアを育てていた。リディアの気持ちに気がついていたが自分からは言い出せなかったヘタレ。ジェフティによってリディアを洗脳する材料にするため殺される。


リディア・クロウヤード 25歳

 万象の魔眼をもって生まれたエルシィの子孫。記憶力は悪くはないが偏っている。トミーのことを好きでありながら言い出せなかったヘタレ。

 ガルザスとジェフティに洗脳されていた。本編終了後はファスファラスでしごかれて矯正されたのち、魔眼を用いて身に宿る魔人の血を活性化することで心身を強化したうえで、リュースたちの従者をすることになる。


ヤーナル(本名 バルテッリ・ギャンレル) 享年30歳

 ガルザスの部下のようなことをやっていた元傭兵。才能は人間としてはかなり高かった勿体ない人物。


チェリア・マキネン・プロスター 享年60歳

 ラグナディア王家からプロスター家に嫁いだ姫。オルドデウスの秘密に気がつき、話し相手として一緒に行くことを望んだ。

 


その他の地域


セシェル・ワレンスタイン  享年29歳

 実は名前だけなら第一話から登場している。高い能力があるものの、少々小物で俗物なところもあった聖者。教会の地下に何かあるなと調べにいったところ魂を強制的に魔神に捧げられ身体を奪われた。


ジュリオ・カウフマン 享年31歳

 セシェルとは長く同期の友人だった聖騎士。そのため志願してジェフティ討伐を自分で成し遂げようとしたが、卑劣な演技に騙されて殺される。

 魔人がオルフィリアに助力していたことに気がついていたが、敵の敵なら一時であれば敵が味方になることもありえる、と柔軟に考えていた。

 

レナルド・ヤーン 享年43歳

 能力はあるがガラが悪く、そのためラベンドラ王の不興を買って下野し傭兵に身をやつし、似たような仲間を集め傭兵団を作り上げた。

 シェクタルとは知り合い程度で友人というにはやや遠い。最後は不幸にもガルザスに操られジェフティのせいでどこぞの有情な技を食らったかのようにアヘ顔で死亡。ひどい。


マハー・プレータ 享年???

 異世界の魔神。本名は喪われた。元々はスライム的な魔物であったが、【強欲】によって様々な力を吸収することで、神域に上り詰めた。

 しかし【暴食】にも目覚めたあたりからその歯車は狂いはじめ、友人である魔物を食べてしまったことから徐々に狂気に至る。やがて征服した世界からの報復として自分の世界が攻撃され結果的に滅びたことで、本格的に発狂し、自己の保存だけを目的にする外つ神へと変貌していった。


ジェフティ(アレクサンドル・ジェーコフ) 享年50歳

 元々はやや頑固ながら聖職者をやっていたが、ジーディアンを割る内乱のさなか、自分の力によって開いた双界の門を通じて、偶然魔神の分体と遭遇し魂を補食されてしまう。


 食べられるまでは魔神をデーモンと捉えていたが食べられてしまったことで価値観が崩壊し、魔神の僕として活動を始める。龍一郎に殺されるものの、ほぼ同時にセルゲイの力で影に潜り込んで逃げようとした結果、体はその場においたまま影のほうに二人の偽魂だけが取り残されて亡霊と化し、数千年の眠りを経てセシェルと出会う事になる。


 乗っ取った直後は弱体化していたものの、再度の死を遂げて復活してからは徐々に力を取り戻し、さらに魔神の霊威を少し使えるようになっていた。


セルゲイ・イグナチェフ 享年25歳

 ジェーコフの弟子のような立場だった男。ただし生と自己への執着がジェーコフより強く、魔神のもたらす永遠をむしろ受け入れていた。


グレイ・オニール 享年95歳

 ナーシィアンの聖職者だった男。移民船の崩壊により知識と文明が失われたことに絶望。せめて来る数百年後の末法の世に信仰を取り戻すために眠りについたが、装置の不具合で起きるのが何千年も遅れてしまった。


 覚醒後はグレオを名乗り信仰の復活に取り組むも、結局土着宗教と融合する形で再生されることになったため、本人としては不本意だった模様。彼と同時期に様々な事情でコールドスリープした人はもう何人かいる。



ファスファラスの人々


エルシィ(真柴明日香 他) ??歳

 本名アリス・ディマリア・クロウヤード。何度も生まれ変わったため複数の名前をもつが、最後の名前が有名人すぎるため、死後護法騎士になるにあたり彼女だけは名前を少しだけ変えている。

 基本的にお人好しでありながら、本人が何もしなくても面倒事が背中から追いかけてくるタイプのため、少しでもそれを減らしたいと普段は老婆の姿をしている。

 万象の魔眼と【縁起】【分身】の霊威を持つチート。表向きは夫をうちの宿六とか馬鹿旦那と呼び邪険に扱うが二人だけになるとベタベタになるタイプのツンデレ。


リュース・ダッカス・クロウヤード(真柴龍一郎 他) ??歳

 エルシィの夫。エルシィの縁起に巻き込まれ、ほぼ100%に近い転生を繰り返してきた。最強クラスの霊威【傲慢】の使い手であるが全力使用するとつらいので、【破幻】(霊威のキャンセル技)【破現】(現実の限定改変)【霊兜】(他者からの干渉防止)など、下位霊威扱いの限定した使い方をし、かつ範囲限定をかけることで消費を抑えるということをやっている。

 もちろん普通はそんな器用なことできない。チートでハーレムな本来主人公枠。

 生前のファスファラスでは魔術非使用部門の剣術大会での連覇記録を作り、それは数百年を超えて現代に残っているくらいには有名。現地に残る彼の直系は息子の代からの剣術道場を開いていたりする。


イーシャ・マシバ・クロウヤード エリザベス・マシバ ??歳

 リュースの第二夫人。エルシィの縁起に巻き込まれ、こちらもほぼ100%の転生を繰り返してきた。前回の生では、記憶を取り戻したあと魔大公マシバ家当主の座を放り出してリュースのところに押しかけ第二夫人となり周辺が大混乱になった記録がある。

 物腰は優雅だが言い出したら聞かない。魔眼の一つ『千里眼』と【共有】(魂の契約を交わした相手と霊威を共有する)【変化】(身体を任意の姿に変じる)の霊威を持つ。

 共有した霊威は劣化するので、例えば【縁起】を共有しても、エルシィのように他の霊威をさらに複写することは難しい。普段猫なのは、その姿のほうが霊力消費が小さいからと言っているが、実際は大した差でなく趣味。エリザベスの頃は万象の魔眼をもっていたこともある。


バーリ・ウォンガ ??歳

 黒人の護法騎士。魔人の貴族ウォンガ侯家出身。本来は三千年ほど前の人物になる。だいたいは休眠しているが、護法騎士でも朱洛たちに次ぐ上位と見なされており、何かしら面倒事があると起こされる。

 【界門】の霊威は移動、収納、攻撃、防御に使える万能型の能力。さらに『歪空眼』と呼ばれる、重力分布を読み取る魔眼を持っているため、質量のある物体であるなら彼の目を誤魔化すことはできない。


エグザ・エストラーダ ??歳

 一見チャラ男の護法騎士。魔大公エストラーダ家の出身。その実態は脳以外を機械に置き換えた魔導サイボーグであり、見かけの態度と正反対に任務に忠実で勇敢な戦士。

 【天秤】の霊威はどうしても高ランクの霊威持ちに対して起用される都合上、並みの神経では務まらない。ただし表面上の口はかなり悪く、他人を苛つかせることも多い。


ルミナス ??歳

 エグザ同様の魔導サイボーグで、元は試験管ベビー。解析した機械を再現する能力があり、とくに古代の巡宙艦の主砲を再現してぶっぱすることを好む。周囲の被害を省みない問題人物。


ラヴィーネ ??歳

 元老院における魔人王の代理。人造生命体。対象の時間を止めつつ凍らせる【絶凍】や眠らせる【昏瞑】の霊威を使いこなす氷の使い手。普段は30手前の女性の姿をとっている。散歩と称してあちこちうろつくのが趣味。


オージェ・ダイラム 享年210歳

 魔大公ダイラム家出身の戦士で、蒼鱗騎士団の百人隊長だった。神器を持ち出して大陸に逃げ延びたが、実際に戦いに身を投じるとファスファラスにいるほどの強敵はおらず、退屈でむしろ荒んでいった。ある時薬を盛られて弟子にしたつもりのヤーナルに殺される。


ナヴァ 501歳

 No.9『隠者』の号を与えられた当代の魔人王分身の一人。死者の記録を保管する封印図書館の管理人。


シューニャ 502歳

 No.0『愚者』の号を与えられた当代魔人王分身の一人。性格も能力も実質的に当代本人の縮小コピーであり、見かけは目の色だけが違う。

 剣を刺されていたのは、本当は魔神に確実にホノカの力をぶつけるための逃亡防止のための力を剣に注ぐためであったが、本人がそちらの目的を知らされたのは当日の朝だった。


シア・ナイトフォール 518歳?

 当代の魔人王。客観年齢ではおよそ500歳相当だが、主観年齢は数十万歳になる。枢要霊威だけで十数個を有する作中最強のチートだが出番は裏方で殆どなかった。

 シューニャとは目だけが違い、こちらは夕陽の色の瞳をしている。もっとも肉の少女の体など見かけだけにすぎず、背中に背負っている黒い剣が今の本体である。朱洛が好き。過去をみる【史記】を極めたことで未来を計算するラプラスの魔【全視】に目覚めたが、退屈だとして封じている。


朱洛 シュラクフリューダス  ??歳

 赤い龍であり、攻撃力だけなら作中で一番高い存在。怒るほど手段を問わず攻撃力が跳ね上がる【憤怒】とマクスウェルの魔を可能にする【境界】の霊威を使いこなす。彼が真の体かつ激怒した場合のドラゴンブレスは大陸を丸ごと全焼・沸騰させる威力がある。


那祇 ナギルラグナディア  ??歳

 白い龍であり、朱洛の妹。惑星の環境パラメータを操作する【創星】や、種族全体に指定する法を無意識に守らせる暗示を刷り込む【節制】の霊威を持つ、本来の世界の王。

 人間が住むには少し大気組成や重力などに問題があったこの世界を地味にテラフォーミングしている。


プラナス・ナイトフォール 享年27歳

 第二代魔人王。彼女の持っていた時間を操る枢要霊威を取り戻すのが今回魔人王シアが企んだこと。エルシィに複写させることで、詳細解析に回し、再現させようとした。自制心は強いが他人にそれを期待しない悲観主義者。

 

滅刀ホノカ

 火之迦具土の名を与えられた天神器。神殺しの刀、ソウルクラッシュ。のじゃロリ。分け身は大人の姿になることもあり、男、女どちらにもなれる。今回はラファリアへの影響を考慮し幼女になっていた。


聖刀ホノコ

 天照大御神荒御魂、瀬織津比売の名を与えられた天神器。本人は主に対して愛の感情を演算していると主張、エルシィたちをからかうのを楽しむ。分け身は大人の姿になることもある。


普遍神ヴィシュヴァルーパ

 ヴィシュヌ神の名を与えられた最強の神器。より攻撃力重視のシヴァ神モードになることもでき、その場合はマハー・プレータにも勝てた。ただし超過駆動の奥義を使われたらラグナディアは永遠に不毛の地になったかもしれない。


聖杖ハーミーズ

 ヘルメスの名を与えられた天神器。つまりケリュケイオン。グレオ聖教の聖宝。


聖盾アシーナ

 アテナの名を与えられた天神器。つまりアイギス。オストラントの国宝。


光剣イルダーナハ

 ルーの名を与えられた天神器。光剣と呼ばれているが、普段は柄しかなく、ライトセーバーにも槍にも光線銃にも盾にもなる万能武器。煌星帝国の国宝。元々はシュタインダールの国宝だった。


 ルーの槍であるところの、投げたら戻ってくる投擲槍(=ゲイ・アッサル)がラグナディアの国宝であるのは、元々それもセットで作られたもので、そちらはフリージアが持っていた。


幻妖(ドッペルゲンガー)

 冥穴というところから湧く謎の存在。生ある相手の肉体能力全てをコピーする霊威【嫉妬】からなる魔物

作中だと可能な限りカタカナ外来語を使わない謎の拘りをやっていたのですがやはり使ったほうが楽でした。

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