炭酸飲料を作るのに「重曹+クエン酸」を飲料に入れて作ると飲めない件について
小説を読んでいると、炭酸飲料を作るのに
「そうだ!重曹とクエン酸で炭酸飲料だ!」
と作っているシーンが多々見られます。
自分もこの表記をみて、「そうだよな!そうすれば家ですぐに炭酸飲料が飲める!」
と考え、一応体の事を考えて食用と銘打ってある
重曹とクエン酸を購入して、実際に作ってみました。
作り方は簡単です。
マグカップなどの密閉されていない容器に重曹とクエン酸を等量で入れた後、
水を注ぐだけです。
ちなみに、マグカップ分で作るとすると、
それぞれの粉の量はスプーンの四分の一くらいまでが
許容範囲だと思います。
(ちなみに、炭酸強めが飲みたかったので、初めて作った時は、
両方小さじ1ずつ入れてました。量を減らした理由は後述)
重曹とクエン酸を入れた後、水を入れると、炭酸が発生して
結構発泡します。
一気に水を入れると炭酸の泡で周囲が水浸しになるので注意。
(とはいえメントスコーラみたいな馬鹿げた発泡はしません。)
泡の弾ける様子を見つつ、ある程度発泡が落ち着いたら
水を足して…と水を注いでいきます。
適時、マドラー替わりに箸でかき混ぜて、粉を水へと溶かすのがいいです。
凄く細かい泡が発生して、炭酸となっているのがわかります!
そして飲んでみました。
塩っぱっ!!!
え!?こんな塩っぱいの!!?
こんなの飲んでたら健康に悪いよ?
砂糖の量を増やしたりしましたが、
根底にある塩っぱさは消えないので、
思っていた味にはなりませんでした。
調べてみると、化学式は割愛しますが
重曹+クエン酸 = 炭酸 +「塩」
なんだそうです。
ですので、重曹とクエン酸を増やすとそのぶん塩辛くなってしまい、
単純に炭酸強めとはいかないのです。
クエン酸の量を加減すれば、酸味を調整するのはまあある程度できますし、
フレーバーとしてチューブのショウガ等を入れて、
砂糖を好みの量を入れて
簡易的なジンジャーエールが作れるとか、考えていました。
砂糖の量を減らして炭酸を増やせば、あの某有名小説の
「ウチのジンジャエールは辛いぞ」が
お手軽に出来るとか思ってたのに…
「辛い」っていうのはそういう事じゃないよ…
あと、泡がやたら細かく、舌に感じる炭酸の刺激も弱くて、
放置していると早めに炭酸が消えてしまうのも特徴です。
なので実体験としては、
重曹とクエン酸をそのままで使用すると塩っぱすぎて飲めない。となります。
尚、他の方法というか普通は飲料に炭酸を吹き込む方法が取られているそうです。
なお、余った重曹とクエン酸は無駄がないようスタッフが掃除用品として使っております。
大容量を買っちゃったので、なかなか使いきれないよ…
追記------------
容器を2つ用意して1つで炭酸を発生させ、もう一つに飲料を入れて
液体同士を接触させなければ、
重曹とクエン酸でも飲料に炭酸を含ませる方法があるようです。
また飲料は0℃くらいだと炭酸が溶け込みやすいという話です。
思っていたよりPVがあり、嬉しく思います。
体を張った甲斐があったというものです。
何回か作り方を変えて味付けを調整したのを思い出したので、追記しました。