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【登場人物】

人物紹介です。







【キトリ・シャルロワ】

 26歳。ファルギエール共和国軍総参謀本部主任参謀専門官兼第三特別騎兵隊主任参謀でありながら、魔法研究所に魔法理論系の研究室を構えている。肩書は統括管理官。ロジェの姉で、英雄シャルロット・エメのひ孫だが、自身も英雄と呼ばれる存在。軍隊内での階級は大佐。

 16歳のころから魔法研究所に付属する大学に籍を置いていたが、18歳のころ両親が事故死、弟は大けがを負う。その処理のあと、金銭的にひっ迫する未来の見えた彼女は、かねてより彼女の戦術論文に目をつけていた共和国軍に参謀として引き抜かれた。資産家であるフィリドール家の親戚であるが、両親が駆け落ちしたことと本家筋ではないため、援助は得られなかった。

 その後、25歳まで戦場を転々としていたが、ついに精神不安から体調を崩し、弟のいる魔法研究所に身柄を移すことになった。七年間で二十一戦十一勝四敗七引き分け。

 おっとりしている。根が善良であるため戦争に耐えられなかったが、同時に、非人道的な作戦も立案できる厄介な人物。姉であることから面倒見は良い方。部下のエリーズの面倒も見ていた。もともとの仕事柄、説明はうまい。

 黒髪にヘイゼルの瞳をした女性で、どちらかと言うと顔立ちの整った方であるが、弟ほどの美貌ではない。常に顔色が悪く、唇が青いのも目の下にクマがあるのもそれほど珍しくない。心理状況が胃に直結する。軍人として訓練を受けているため、弟よりは強い。退役時の最終階級は少将。

 帝国軍のエアハルト・フランツェン辺境伯とは総計五回戦い、二勝二敗一引き分けとなった。しかし、キトリ自身はエアハルトに一歩劣ると考えている。

 身長165センチ。




【アレクシ・リエーヴル】

 20歳。魔法研究所の応用魔法研究室の室長。上院議員の息子で、そのつてで手に入れた室長の座だと思われているが、魔術師としての能力は高い。

 年の割に落ち着いて見えるが、癇癪も起こす。基本的には優しく、不器用な青年。若干人見知りと思われ、結構流されやすい。ロジェとは友人で、六歳年上のキトリのことを慕っている。

 アッシュブロンドに淡い紫の瞳の青年。美人。

 身長185センチ。




【ロジェ・シャルロワ】

 22歳。魔法研究所の魔法構築解析室の次長。優秀な魔術師で、最後の大貴族フィリドール元公爵家の出身で、英雄シャルロット・エメのひ孫にあたる。アレクシとは友人同士。ロジェの方がおとななため、ツッコみ役に回ることが多い。

 14歳のころに両親を事故で亡くし、自身も大けがを負ったことから、姉は軍隊への転身を余儀なくされ、それを引け目に思っている。誰にも否定できないレベルのシスコン。

 戦闘能力はほぼ皆無だが、射撃は得意。まじめで常にツッコミ。几帳面で常に姉の体を心配している。

 黒髪に琥珀色の瞳のクール系ハンサム。眼鏡着用。

 身長180センチ。




【リアーヌ・フィリドール】

 25歳。魔法研究所魔法工学研究室室長。父親は魔法研究所所長で、それこそ贔屓だと思われているが、魔術師としての腕は一流。キトリ、ロジェ兄弟とはまたいとこにあたる。フィリドール公爵家の本家筋に当たり、既婚者。一人娘なので、婿取りである。

 シャルロワ兄弟のよき理解者で、二人を心配している。その根底には、彼女らが両親を亡くしたときに何もできなかったから、と言う思いが強い。周囲はリアーヌを天才だと言うが、キトリのような人間をそういうのだと思っている。努力家の秀才。

 豊かな栗毛に明るい緑の瞳の美女。キトリはリアーヌをうらやましく思っているが、リアーヌはキトリをうらやましく思っている。

 身長168センチ。




【ブレーズ・フィリドール】

 52歳。リアーヌの父で、魔法研究所の所長。最後の貴族・フィリドール女公爵が作った研究所なので、出資者の一族でもある。キトリ、ロジェの兄弟が両親を亡くしたときに何もできなかったことを悔やんでおり、そのため二人に甘いところがある。

 根からの研究者気質で、一人娘に一喝されることも多い。専門は応用魔法研究。

 褐色の髪に深緑の瞳をした男性。

 身長184センチ。



【エリーズ・フェーヘレン】

 19歳。ファルギエール共和国軍第三特殊騎兵師団所属の騎兵の少女。階級は准尉。戦闘民族の血を引くと言われる少女。キトリの元部下で、彼女に良くなついている。武器なら槍、剣、銃、何でもありでキトリの護衛を兼ねていた。

 多少魔力はあるが、魔術師ではない。同じくキトリ大事なロジェと対立する。キトリに戻ってきてほしいが、弱った彼女を見ているのでちょっと複雑。元気な少女。

 淡い金髪に碧眼の典型的な美少女。

 身長156センチ。



【エアハルト・フランツェン】

 28歳。アイヒベルク帝国第三陸上特殊旅団の司令官で、階級は少将。フランツェン辺境伯で、帝国の北西部の国境に領地をもつ。もともとは次男で、爵位を継ぐ予定はなく、大学で社会学の研究をしていた。しかし、父親と兄が亡くなり、爵位が転がり込んでくる。そのまま戦場に放り出され、戦果を挙げて帰ってきたためにそのまま戦争に投入されることになる。五年間で十六戦している。そのうち五回をキトリと戦い、二勝をもぎ取っている。

 本人は穏やかな性格でひきこもり気味。聡明な人物で、静かに本を読んでいるタイプ。彼は彼で、キトリは自分より視野の広い戦略家だと思っており、負けたと思っている。キトリは彼を『正統派の戦術家』と称している。

 茶髪に住んだ青い瞳の整った顔立ちの男性。

 身長178センチ。




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