体の60%は水でできているらしい
甘い水を飲むくらいなら
喜んで腐った水を飲もう
狭い部屋の隅っこで
一人きりで夜明けを待とう
開けたばかりのウィスキーのボトルが
訝しげにこちらを睨む
何が言いたい
俺に何か言いたいことがあるのか
そんな目で見ないでくれ
いつか夢見た
二階建ての家も
心のどこかで俺を嘲笑っているんだ
やっぱりもう何も飲まずにこのまま
渇いてミイラになってしまおう
そのうち誰かが気づいてくれるだろう
気づいてほしいと思う
俺の我儘を許してほしい。