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赤ペンのゆくえ

作者: 大平麻由理

改稿中です。


 ◇こぼれたコーヒー◇



 隣のデスクから雪崩(なだれ)が押し寄せて来たのは何も今日が初めてではない。 

 昨日その書類の山が9合目に達したのは知っていた。ひと月前にはなだらかな丘陵程度だったのに、今回の成長はいつになく早かった。

 十合目、つまり限界の高さまであと数日かかると踏んでいたわたしの予想は大幅にはずれ、お気に入りのキャラクターのマグカップをまき込みながら、紙の山が崩れてこちらに迫ってきたのだ。


「あぁぁぁぁぁぁ……」


 まるでスローモーションの世界。




 ◇アオキ◇




 植山の車は学校北門付近の校舎裏手に停めてあった。


シルバーグレーのスポーツカータイプのそれは、いつ見てもまるで彼に似合わない。


ともすれば仮装の小道具のようにさえ見えてしまうほど違和感があった。



 

 ◇あっさり、こっくり◇




 インターに到着したのは9時前だった。


この付近の店はほとんどが深夜も営業している。


閉まってしまう心配はまだないので、仕事帰りのサラリーマンにはありがたい一角だ。


「林田先生は何が食べたい?」


 急に聞かれてびっくりしたわたしは、使えない女の定番ワードを発してしまった。



改稿中につき、しばらくお待ちください。









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― 新着の感想 ―
[一言] 植山先生がちょっと可愛かったです! でも自分が貸したペンをずっと持ってたって人によってはちょっと怖いですよね(笑) 二人がどんなクリスマスを過ごしたか気になります。
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