そう上手くはいかない(200文字小説)
掲載日:2014/09/11
「いやだ!」
コンビニ袋が破けてジャムを作るのに買ったオレンジが坂道を転がって行く。
「こんなの有り?」
こんなのテレビでしか見たことが無いよ。
私は慌てて転がるオレンジを追いかける。
テレビなら素敵な人が拾ってくれるのに…。
「あっ!」
坂の下でオレンジを拾ってくれている人が…。
「災難でしたね」
そう言ってオレンジを手渡してくれた人。
私は思わず絶句した。
イケメンとは程遠いデブのハゲ。
そう上手くはいかないものね。




