表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法奏者  作者: Angele(ここあ)
第一章  学園へ
9/23

第九話  一人目遭遇

学園生活スタート!

僕は机の上で目を覚ます。どうやら疲れで十時頃まで寝てしまったらしい。三月三十一日を迎えた僕は外がやけに騒がしいことに気づく。昨日は物音一つ立っていなかったのに何故だろうかとしばらく思案して気づいた。おそらくこの学校の生徒が帰ってきたのだろう。この学校は全寮制だが二月二十八日から三月三十日までは校長以外は全てが立ち入り禁止となる。・・・何でかは知らないけど。昨日、正確には三月三十日に僕が寮にはいれたのは校長さん(?)が荷物整理のためと、四月一日の転校日前に姿を見られたらつまらない・・・校長談・・・という理由だそうだ。その間は実家に帰ったりするらしい。僕には実家なんてないんだけどね(笑)。とりあえずおなかが減ったから昨日校長さんから貰った差し入れのそばをゆでることにした。まだ眠さでおぼつかない足と睡眠から半分覚めてない頭を抱えながらキッチンに向かう。そのとき突然玄関のドアの前で声がした。


「あれ、ここ人いたっけ。」


次にピピーという電子音がする。魔法素粒子が入居者のものでは無い時に鳴る音だ。だがこれはまずい。入居者のいない部屋は基本的にシステムがついていないので鳴らない。つまり鳴ったと言うことは入居者がいると公言してるようなもので・・・・・・


「みんな!ちょっとこっち来てみて!」


次第に喧騒が大きくなる。音を立てないほうがいいと判断した僕はそばを諦め、おにぎりを作ってヘッドフォンをつけて音楽を聴きながらいまだ身体の中に残る倦怠感を追い出していった。




夜になるまで喧騒は消えずこのまま続いて寝られるのだろうかと一時は思ったがさすがに二十二時にはおさまった。明日は早いから寝ようかなと思い、その思考に逆らうことなく僕の身体は眠りについた。




四月一日四時二十一分起床。朝は誰にも会いたくないと思っていた僕は急いで着替えて部屋を出る。行くあては校長室の一つしかなくとりあえず向かった。




校長室のドアを軽くノックする。時刻は四時四十六分。すぐに「入っていいよー。」と言うのんきな校長さんの声が聞こえる。校長さんってねおきいいんだなーとおもいながらはいるとそこには校長さんと一人の女子生徒が立っていた。




一人目遭遇

ひとりめキターー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ