第六話 身体の変化
変な人達が出てきます。あと、更新は一週間に二回以上はします。(多分)
現在の所持品を確認しよう。
服装は神域(勝手に命名)にいた時の黒いパーカーと中には長袖のTシャツ、下は青いジーンズ、背中にはリュックサックを背負っている。ポケットにはあらかじめ神を名乗る少年から貰ったこの世界の通貨が生活を切り詰めれば一年ほど暮らせる金額-----神を名乗る少年談-----がポケット一杯に入っている。リュックサックの中身は三日分の(自分が今着ているものと柄が変わらない)服、ノートパソコン、ナイフ(何故に?)、トランプ一式。
・・・・・はい、もう意味分かりません。
特に最後、トランプ一式ってどういうことですか!謎ですよ!カオスですよ!
・・・ところでさっきからやけに寒いです。服でも破れているのかな?
と思い寒さで凍える体を動かして、下を見ると・・・
「何で?」
寒さで、震えている声は弱々しく男性の低い発音ではなくもっと高い。僕が身に纏っている全ての物が現実を認識させる。大きすぎる靴。だぶだぶになったお気に入りのパーカー。
・・・・・背が縮みました。
・・・いや、足とかも小さいから『小さくなった』かな。さらに不幸なのが・・・・・
「髪が長くなってる。」
その声はとても今現在高校一年男子とは思えないくらい高く、いっそのこと中学生女子とでもいえるような高い声だった。声に比例して今まで肩にすら届いたことの無い髪が腰の辺りまで銀色の輝きを帯びている。
不意に近くで風が渦巻いた気がしてそちらを見ようとした。
・・・・・僕の意識はそこで途切れた。
*******神域**********
少年は一人椅子に座り足を組んだ姿勢で悩む。先程の転送についてだ。
・・・・失敗したと言うよりは引き寄せられた(・・・・・・・)と言うべきか。
「まぁ、大丈夫じゃろ。」
そう感じて少年は虚空から取り出したハーブティーを飲み始めた。
******山小屋*********
もうじき午前11時になろうかと言うときに山小屋のドアは開かれた。青い髪青色の目を持つ少女が、中の住人が知らない銀髪の子供を肩に抱えている。抱えられている子供はだぶだぶの服を着ていて気絶していた。
「青(チン)その子は?」
メンバーの一人が尋ねる。
「外にいたから気絶させた。」
と、青はそっけなく答えた。
「珍しいな。迷子か?しかも男か女か分からん。」
「外の村からここまで二日はかかるわよ。迷子の線はないわね。あとその子粒子から見て男の子よ。」
「それもそうか。じゃあ何故こんな所にいたんだ?」
「ここ見れば分かる。」
またも青が素っ気無く言う。その小さな指はいつの間にか床に降ろしてある銀髪の子供の普段は腰まである長い髪の毛で隠れて見えないであろううなじを指していた。五人の視線が集まる。
「・・・・紋・・・・」
そうつぶやいたのは紫(ズー)。
次の話から一年ぐらい飛ぶかも。あと、新しい作品を今月中にだす予定です。この作品と関連する人物を出すつもりです。