第五話 異世界ベルガイアル
異世界の名前が公開されます。
「というわけで、異世界に行く・・・・というか永住かのぅ・・・・。まずそれが汝の一つ目の願いとしてだな。残りの二つはどうするんじゃ。」
・・・・・そういえば計三つ願いを叶えてくれるんだっけ。と、僕は神を名乗る少年を見ながら思い出す。・・・・・・・あれ?そういえば肝心なことを聞いてないような・・・・・・・・・・・・・あ。
「そういえば僕が行く異世界ってどんな所なんですか。」
・・・・うん、一番重要だよね。
「んー、虫しかいない世界。」
「やっぱり行くのやめます。」
「・・・・・・・・いや、冗談じゃて。そこまで本気に拒否せんでも・・・・」
「普通はします。」
「ごめんなさい。」
と、僕に言われて少年はうなだれている。
・・・・・あれ、そういえばこの子仮にも神だよね。僕神と普通に話しているんですが・・・・。
と、そんな思考を少年は知ることも無く会話は続けられた。
「まぁ、魔法が機械で補助されて使える位で後は特に汝がすんでいた所とは変わりはせんよ。核兵器とかは無いんじゃがな。」
と言われひとまず安心する。まぁ魔法ありの世界ならやっぱねぇ・・・・・・・・
「じゃあ、二つ目はチート能力ください。」
「おや、そんなもんでいいのか。じゃああと一つかの。」
「はい、最後の一つは向こうに行くときの持ち物です。」
「ほほう・・・・。」
少年の勘は面白いことがおきると確信し顔がにやけていく。
「パソコンです。しかも、_______________ものです。」
僕は、神と名乗る少年に説明する。それを聞きながら少年の顔は子供のような無邪気な笑みを浮かべていく。
「面白い。面白いぞ。桜木 碧。我が考えつかなかった魔法を己の手で作り出すとは・・・・・ここまで楽しくしてくれるのは汝が初めてじゃ。」
「光栄です。」
「では、汝の願い叶えるとしよう。」
************十数分後**************
「では、桜木 碧よそこに立ってみろ。そこから汝を送り込もう。」
僕は言われた位置に立つ。その下に敷かれるのはどこからどう見ても魔方陣である。
「では送るぞ。また会おう。桜木 碧よ。」
「はい、いずれまた。」
僕はなんとなく考える。次の世界では性格やしゃべり方を変えてみようかなと。
そして、桜木 碧は異世界に送られる。ただ、残った少年は大きなミスに気づいた。
「・・・・・・送る位置間違えた。」
碧が送られたのは人里から大きく離れた山中であった。
********異世界ベルガイアル**************
目にかかっていた光の靄が徐々に薄れていく。見えてきたのは・・・・・・・
「・・・何故こうなった。」
見えるのは一つの山小屋と木々だけだった。
ここから彼が魔法師専用の高校にたどり着くのは、彼が本来の世界で高校二年生になる直前である。
高1から高2の間はほとんど書きません。多分。
それにしても・・・・神様はどこをどうしたら送る場所を間違えられるんでしょうか・・・・・・・。