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魔法奏者  作者: Angele(ここあ)
第一章  学園へ
18/23

第十七話  生徒達・波名白 琴音編

新キャラ登場ですよ。

日が沈んでからもうじき3時間が経つ頃だ。結局あの後テレポートで寮の入り口まで送ってもらい、そこで何故か入り口で待っていた校長さん―――ちなみにその時初めて教えてもらったのだが本名は日和 奈々(ひより なな)というらしい―――の魔法で何とか自室まで辿り着けた。結局無頼 霧也と神の関連について無頼 霧也からは聞き出せなかった。自室で本を見ながらふと思い出す。引越しの際に持ってきたキャリーバックをあさる。しばらくしてお目当てのものに手が届いた。キャリーバックの中からそれを引っ張り出す。


「これね。」


小さい手の上に乗っかっているのはトランプ。ちなみにこの世界にもトランプはあるのだが・・・


「変だよなぁ。」


このトランプ・・・目を凝らしても何も変わりはないのだが・・・


「素粒子が流れてる。」

「うんそうだね・・・」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・えっと・・・どちらさまですか?」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・あぁごめん。忍び込んじゃった。」


漫画の擬態語でテヘッとかいう言葉がぴったりと似合うような顔をして舌を出している少女がそこにいた。


「何のようですか?」

「暇だったから遊びに来ただけだよ。おんなじクラスだしね。」


・・・こんな人いたっけ?

それが正直な感想だった。


「自己紹介するねっ。私は波名白 琴音(はなしろ ことね)22番。皆からはシロって呼ばれてるんだ。よろしくねっ、あおっち。」

「その前にどうやってここに入ってきたのか教えてくれませ・・・「丁寧語禁止」・・・教えて。」

「にゃはっそれでいいんだよー。理由は簡単!私の固有魔法はよーするにこーゆー事なのっ。」


そういって波名白さんはテーブルに向かって猪突猛進し盛大な音を立ててぶつか・・・らなかった。


「あれ・・・?」

「にゃはっ、おどろいた?私の魔法はよーするにすり抜けなんだよー。じゃぁまたねー。」


波名白さんはそれだけ言うと床から下に出て行った。




・・・っていうかこの学校授業以外で魔法使うこと多くないですか?普通ラノベとかだと風紀委員とかがすっ飛んできたりするけど。









【私立シュラフェル高校七か条第三条】



授業もしくは緊急時以外は魔法を使ってはならない。

ただし寮内では可能。











へーそうだったんだ。でも・・・なんでだろう。

不法侵入は犯罪です!

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