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魔法奏者  作者: Angele(ここあ)
第一章  学園へ
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幕間劇第一話  カオスの非日常

カオスはギリシア神話の神です。

我は暇だ。・・・・・・・・・暇だったのだが・・・・・。



「よぉ、カオス。暇か?」

「ぬしが来た時点で暇とは言えなくなったのだよ。」



青白い光に包まれて体格の良い人影が出てくる姿を見てせっかくの自作ハーブティーの味が分からなくなった。



「ずいぶんな言い方じゃねーか。まぁ相変わらずだな。」



無頼 霧也がおどけたような表情をしながら近づいてくる。



「なんで世界のバグがぬしなのかほどほど頭を痛める。もう少し主人公っぽいやつなら良かったんじゃがな。」



無頼 霧也は世界のバグと表現される。世界番号E-043「地球」で本来他の世界にしかないはずの「能力」を生まれながらにして持っていた。そのため、カオスのちょっとした世界の管理を手伝っている。その一つがV-001「ベルガイアル」で、空間移動テレポートで飛びながら仕事をこなしている。ただ本拠地は恋人がいるからという理由で「地球」から移していない。



「そういうなっての、たまには自分が管理している世界位見に行けよ。」

「それもそうだな。ではよろしく頼むぞ。」

「おうっ。」



そして世界間の跳躍が始まった。








それからしばらくして・・・




「じい様、そろそろD-563番の視察の時間ですよ。」



まだ幼さの残る顔を持った一人の少女が姿を現すがそこにいるはずの人(神?)はいない。

少女はきょろきょろと金色の瞳で辺りを見回すが発見が出来ない。



「別の所かなぁ。」



少女は迷った挙句視察の時間を伝える置手紙をテーブルにおいてから消えていった。








それからしばらくして・・・


「何とか見つからずにすんだのぉ。」



ため息をつきながら椅子に座ると出る時には見当たらなかった白い手紙が置いてあった。中を覗き込んだあと・・・



「忘れてたっっっ!」



以前へメラとの約束を忘れていた時にとんでもない目にあったことが鮮明に思い出され・・・



「ぷきゅぅぅ。」



記憶のフラッシュバックの所為で気絶した。






幕間劇を一度やってみたかったので実行しました。他の理由はへメラを登場させるためかな?もしかしたら他の神も出すかもしれません。

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