第十六話 旧校舎二階B教室にて
10000PV1700ユニーク突破!ありがとうございます。今回は委員長二人目とかいろいろ登場!
Qさて何故こうなったのだろうか?
A試験結果のせい
・・・やっぱ加減しとけばよかったかなぁ・・・
だが時既に遅いのだろう。場所は学校の裏庭。しんと静まり返っているそこに僕は一人の男子生徒と一緒
にいた。身長は高くがっちりとした体つきで黒髪黒目。こちらの世界では珍しい。さて、何故こうなった
のか説明を開始しよう。
*****2時間前*****
試験を終えて演習場から出る・・・・・出れませんでした。
「おい、桜木!早く出ろ!死ぬぞ!」
「いや。もう何がなんだか分かんないんですけど!」
数百人の生徒が押しかけているのを遠藤先生が止めている。おそらく身体強化魔法を使っているのだろう。そうでなければ数百人の生徒を止める事は出来ないだろう。というか演習場って数百人も入れるんだ。(汗)
「桜木!」
「はい!」
「旧校舎の二階B教室に行け!そこにいる男子生徒を頼れよ!」
旧校舎の二階B教室・・・そこに何があるというのだろうか。考えながら『闇』で身体強化魔法を発動させる。後ろから追ってくる人物もいるが大半の生徒は突き放せた。数人の生徒とは差こそあるがそこまで突き放せていない。
桜木 碧のこの時の手加減度79%。
旧校舎の二階、階段の上から覗いてみると二人の生徒が旧校舎の中に足を踏み入れたのが見えた。
本当にしつこいなと思いつつB教室に入って見る。
そこにいたのは・・・・・・
一人の男子生徒と白いローブを身に纏ったあの時であった神だった。
「おぉ桜木か。」
「何だ知り合いかよ。」
男子生徒は鉛筆を口にくわえて不機嫌そうに言う。
「何故不機嫌なんだ?霧也。」
「おまえまで一緒についてきたからだよ。カオス。」
「まぁたまにはいいではないか。霧也よ。それより桜木はお前に用があるみたいだしな。」
「それはどういう・・・」
ピシャンという音が教室内に響く。前方から一人の女子生徒が入ってくるのが見えた。腕には風紀委員長とかかれた腕章がついている。
「やっと追いついたわ。桜木 碧。観念しなさ・・・いって何で無頼 霧也までいるの!?」
「あぁ、そういうことか。あの白衣め。・・・ご愁傷様風紀委員長。」
先程まで神(カオス?)が座っていた場所を見るが既にそこには誰もいない。
それにしても無頼 霧也・・・たしか問題児で・・・
「待ちなさい無頼 霧也!今日と言う今日はあなたを逮捕します。」
「無理だね。」
霧也がそう言い放ったあと僕は青白い光に包まれていつの間にか裏庭に立っていた。
空間移動能力を初めて体験した瞬間だった。
火曜日マラソンだ~~~。萎えるぅぅ~~~(泣)。




