第十三話 魔法の理論
そこまでていねいな説明ではないです。すいません。
「はい、授業をはじめるぞ。」
そう言って入ってきたのは・・・校長さんだった。しかもゴスロリ服を着ての登場にクラス全体があきれている。
「「「「「「「はあぁぁぁーーーーーー!?」」」」」」」」
クラスのほとんどの人の叫びであることはいうまでもない。
なんでも校長さんは『校長先生権限』で無理やりこのクラスを受け持ったらしい。理由は・・・
「鎌宮妹に桜木が殺されないようにする為だ。」
「「「「「「「あぁーーーーー。」」」」」」」
「ひどいよみんなっ!」
どうやら彼女が鎌宮さんらしい。確かに髪留めから靴下からなんやらまでかわいい物尽くめである。しかもぬいぐるみまでもっているときた。
鎌宮 双葉(かまみや ふたば)について。
鎌宮 香里生徒会長を姉に持つ二年Z組の生徒。実力はクラス内では上位。昨年の全学年魔法闘技会では総合学年順位二百八十人中人中二位、最終戦三チーム中二位の好成績を残している。
ここで全学年魔法闘技会について話しておこう。まず最初にくじによる1VS1のトーナメント戦を一年、二年、三年の順番に一学年843試合を第一闘技場から第九闘技場を使って一試合十五分で行われる。途中シード権が出てくるがこれもくじで決まる。一学年五人が予選を通過し総当たり戦を行う。そのうち好成績だった二名は最終戦へ。同学年同士で組んで時間無制限で行われる戦闘で優勝したチームにはいいことがあるらしい。ちなみに鎌宮 香里生徒会長は昨年二年の頃に同学年の佐伯 胡桃(さえき くるみ)と優勝したそうだ。二年が三年を負かして優勝したことで鎌宮 香里は生徒会長に、佐伯 胡桃は副会長になったらしい。
「というわけで授業始めるぞ」
今回は魔法理論の授業のようだ。
「まず始めに魔法は何の力で行使できるかについて。まぁ一年のときの復習だな。行使する上で必要になるのは術師の体内に存在する魔法素粒子だ。ゲージ粒子の内重力を媒介とする重力子を発見しようとした科学者が偶然の産物で発見したものが魔法素粒子だ。人間誰しもが微弱でも持っているこの素粒子は魔法を使うエネルギーとなる。どこで作られているのかはいまだ解明されてないがな。だが体内で作られるためこの粒子はひとりづつ違う働きをする。その中でも特異な素粒子は独自の魔法である固有魔法を生み出す。他の粒子については知らんから読者はWiki〇ediaでも見て予習しておけ。・・・・・・・・」
今日PVが4500超えました。はげみにしてがんばります。




