番外編:読者への質問
こんにちは、皆さん。
すでに完結したこの作品にまた戻ってきていただきありがとうございます。
実はちょっと皆さんにお尋ねしたいことがあって、こうして筆を取りました。
実はもうひとつ、7章構成の短いお話を書いてありまして、翻訳さえ終われば投稿できる状態なんです。
少しだけ分量が多めかもしれませんが、それを公開してほしいという声があれば、ぜひやってみたいと思っています。
コメントでも絵文字でも、何かしら反応をもらえたら嬉しいです!
分かりづらいと思うので、その新作の冒頭だけ翻訳してみました。
タイトルは「Un monde sans lumière」(仮訳:「光なき世界」)です。
あまり独創的なタイトルじゃないかもしれませんが……正直、詩的な表現が多くて、どう訳せばいいか悩んでます。
というわけで、これを読んでみて「もっと見たい!」となるか、「いやちょっといいかな…」となるか、皆さんの反応をお待ちしてます(笑)。
ここからが冒頭部分です:
果てしなく続く闇夜の冷たさ――それだけが残されていた。
無限など存在しない。それは数学者が唱えた幻想にすぎず、この世界に名を残すほどの価値もなかった連中の言葉でありながら、実際にはその名すら忘れられている。
光は枯渇し、何も残っていない。あるのは永遠の夜だけ。
かつては天空へとそびえていたビル群が、崩壊を免れたまま立ち並び、地面には瓦礫が散乱している。
朽ち果てるはずだった植物の残骸は、腐敗の機会を奪われ、ただ灰色のコンクリート上で凍りついていた。
しかし、これらは何一つ目に映らない――ただ一つ、放置されて久しいコンタクトレンズの断続的な点滅を除いて。
その微かな光すらも、やがては凍結した世界に呑まれて消えていく。
砂や砂利、大地そのものから生気は失われ、すべてを覆う氷の衣が、かつて存在したものを無残に閉じ込めていた。
レンズとて例外ではない。
終わりなき闇夜の冷たさ――それこそがこの世界に残されたすべて。
儚い輝きを放つ彗星が軌道を失いながら夜空をかすめ、幾つもの尾を引く。その一瞬だけが、かつて光と熱をもたらしていた恒星の亡骸――今や何の輝きも発せない黒色矮星――を照らす最後の機会だった。
無限など存在しなかった。
何百万年もの間、無数の文明を支えてきた希望の概念は、今ではまったく意味をなさない。
なぜなら、この宇宙そのものがすでに限界を迎え、果てしない暗黒に閉ざされているからだ。
ときおり微かな音がして、この星の静寂を乱すことがある。
一瞬だけ火花が散り、またすぐに闇に呑まれて消えていく。
マグマだ。この星に残る唯一の熱源であり、放射線と極寒がすべてを蝕んだこの死の世界にわずかに灯る光。
氷の壁に閉ざされた洞窟から漏れ出すかすかな光は、まるで世界の中心へ続く道標のようでもあり、そこでは大きな機械が震動を起こしているのか、かすかな揺れが感じられる。
* * *
どうでしょうか? そして意外かもしれませんが、実はこの物語も『Quarantaine écarlate』や『The Fallen Hero』と同じ世界観で起こっているんです。
もし「もっと読みたい!」という方がいらっしゃれば、ぜひコメントや絵文字で教えてくださいね。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。皆さん、良い一日・良い夜をお過ごしください!
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