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episode.36

なんだかいろいろありすぎて疲れてしまった。東堂さんが持ってきてくれた温かいカフェオレを一口飲むと、安心してなんだか眠くなってきてしまった。



「少し横になると楽ですよ」


「……東堂さん……」



東堂さんがブランケットを肩にかけてくれた。ゆっくりとまぶたが閉じるのを感じると、そのまま眠りに落ちてしまった。






「何か……東堂って、本当に三雲さんのこと、大好きなんだね」


「知らなかった?」


「うわ! 親友の嫁を大好きって! お前も相当だな!」


「うっさいわ、ほっとけ」



結衣さんの寝顔を見ながら頭を撫でる。川端さんと藍沢の冷たい視線は無視しておくことにする。二人は、俺の気持ちをよそに、律派と俺派でわかれて討論している。少しすると、律と律の母親が部屋に入ってきた。



「結衣……?」


「今は疲れて寝てるよ」



結局、律と母親の説得によりどうにか話はまとまったようだった。母親は結衣さんの様子を見ると、申し訳無さそうに後日会いに来ると帰っていかれた。



「律、大丈夫か?」


「いろいろと協力してもらったのに申し訳ない。一応、親父もこれ以上干渉はしないことを約束してくれた。だけど……結衣にとって、大切な1日になるはずだったのに……こんな形になって……」


「ほんとよ! 私だったら絶対別れる!」


「川端さんに1票」


「藍沢も忙しいのに悪かった…俺も覚悟はしてる。あとは結衣と話して今後の事も決めていくつもりだから」



律と結衣さんを残して、式場をあとにすると3人だけで二次会をすることになった。



「あんたは何で肝心なとこでいい人やっちゃうかなー?」


「川端さん、それは東堂の性癖だから仕方ないよ」


「藍沢、変な言い方すんな! いいんだよ、結衣さんが幸せなら」


「お前も幸せになれよ」




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