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第15話 女神、一度ジャングルに戻る

 バルカンが亜人の解放を宣言してから数ヶ月が経過した。私がグルメを追い求めて帝都を散策する日々を送っている間にも帝都だけでも目に見えて変わっていった。大通りを往来するのは圧倒的に亜人が多くなり、これまでとは違って生き生きとした目をしていた。それこそ、普段やる仕事と何も変わってないにしても、働いたら働いただけきちんと対価が渡され、対価を人間族に搾取されるわけでもなく、亜人と言う言葉自体ももう聞くこと自体がなくなったし、彼らの身なりも以前と比較してはるかに清潔になっていた。


 だからこそ、これまで以上に彼らの仕事に対するモチベーションが上がっているし、私の呪いにかからなかった人間族達ともうまくやっていけているようだった。もっとも、私の呪いにかからなかった人間族は元から教会の教義そのものに懐疑的ないし否定的な人が多く、教会の目や大多数の人々の目を盗んでは亜人達を救済することもしていた人々らしい。人間族と亜人とのわだかまりが解けるまでにそこまで時間がかからなかったのもそれなら納得だった。


 だが、他の国もそうとは限らない。あくまでも、教会の教義に一番懐疑的だったマリーシャス帝国だからこそ起こり得たことであって、これが別の国だったり、はたまた元凶のディザイア教国とかだったらそれはそれで違った結末になるかもしれない。それこそ、長年虐げ続けられてきた亜人達が人間族を根絶やしにするために争い始めるとか、ジャングルで私が見たときのように、人間対亜人で新たな戦の種を蒔くことにもなりかねない。

 バルカンの依頼を引き受けて教会の息がかかっている諸外国を内部から崩壊させることは構わないが、内部から崩壊させた後の後始末をどうするかは大きな課題に思えた。


 現状それについてバルカン達から内部工作を依頼されることがないため私は帝都でグルメツアーを堪能していたわけだが、これだけ治安が良くなって、亜人差別がなくなっているならば、ジャングルに隠れ住んでいる両親や、あるいはジャングルの中で私を助けてくれた亜人の兵士たちを町に呼ぶこともいいかもしれないと思っていた。

 アレンとエレナの元に置いてきたダミー人形はこれまでの間も定期的に操縦して、それこそ三歳児とか四歳児らしい演技をさせ続けていたわけだが、そろそろ用済みかもしれない、一度ジャングルに戻って経緯を話してアレン達にも町に出てきてもらうこともいいかもしれないと考えていた。


 そこで、私は今利用している宿の新たな支配人、ドワーフの女性に一ヶ月分くらいの宿泊料金を支払っておき、バルカン元帥が私に依頼をしてきた場合には全ての手紙を保管して私が戻ってきた時に渡してほしいと話し、ジャングルへと戻ることにした。


「ディメンジョンゲート。」


 呪いの言葉を唱えると、目の前にはジャングルにて私を助けてくれた亜人の兵士たちが合流したことにより以前よりもはるかに開拓された集落が広がっていた。ちょうどすぐ近くに農作業に勤しんでいたアレンとマルスがいたようで、アレンは突然目の前に現れた全く別の衣装の私の姿を見て唖然としていた。


「え!?ディアナ!?家にいたはずじゃ!?」

「はい、あれですけれども、半年くらい前に家に置いてきた私のダミーです。本物の私はジャングルの外を旅していました。」

「な!?しゃべった!?マルス達が言っていたことは本当だったのか!!ディアナという名前の三歳児くらいの狐の獣人の少女に助けられてここまで来たとは聞いていたが…!!お前が関わっていたなんて…!!」

「ええ、黙って家を出てしまったことについてはお詫び申し上げます。本当にすみませんでした、お父様。」

「いや、お前が無事だったらそれでいいんだ…。にしても、お前…、三歳児なのに何でそんなにも流暢に喋ることができるんだ?半年くらい前と言ったってそこからここまで流暢に喋れるようになるなんてどう考えてもあり得ないんだが…。」

「それについては家の中でおいおいお話しさせていただきます。お母様は今家の中ですよね?ダミーを使って確認はしていますし。」

「そうだが…まさか教えてもいないのに魔法まで使っているのか!?」

「はい、それについても後ほどお話しいたします。お仕事が終わるのは夕方頃ですよね?それまで先に家の中で待っていますのでまた家でお話ししましょう。」

「あ、ああ……。」


 つい昨日まで幼児言葉しか使っていなかった私がいきなり大人顔負けに流暢に喋っているだけあってアレンはたじろいでいた。そんなアレンと仕事をしていたマルスを農場に放置して私は生まれ育った家に半年ぶりくらいに帰省した。


 ドアを軋ませながら開けると、ちょうどエレナは食事を作っている最中だった。


「あら?あなた、もうお仕事終わったの……ってディアナ!?どういうこと!?寝室にいたんじゃ!?」


 驚いた拍子にエレナは食材や鍋を派手に落とした。


「見たまんまですよお母様。家にダミーの人形を置いといて私自身はジャングルを出て旅をしていた、それだけのことです。」

「嘘!?喋った!?さっきまで幼児言葉しか話していなかったのに!?」


 漂うデジャヴ感。仕方ないかと思いつつも私は話を続けた。


「詳しいことはまたお父様も戻ってきてからお話しいたします。よければ料理のお手伝いしますけれど要ります?」

「いえ、別にいいけど…あなた…本当にディアナなの?私が夢を見ているんじゃなくて?」

「これが現実ですよ?半年くらい前からお母様とお父様のところにいたのは私本体ではなく、私が置いていったダミー人形です。」

「まさか…教えてもいないのに魔法まで使ったの…!?しかもそんなことできる魔法って私たち獣人ですら教わらないものよ!?」

「そうですね、それが使える理由もまた改めて話します。お手伝いが必要ないのでしたら私は寝室にあるダミーでも片付けてきますね。」

「え…ええ…。」


 唖然とするエレナ。ついさっきまで一緒にいたのがダミー人形だと言われても理解が及ばないだろう。唖然としつつも料理を再開したエレナを放置して私は寝室へと向かった。ボロ布をエレナが縫い合わせて作ってくれた服を着たダミー人形がベッドで寝ているのを見かけた。分解の魔法を唱えてバラバラにしても良かったけれども、もしかしたらまだ使うかもしれないと考えて、そのまま異空間に入れておいた。


 人形を片付けてダイニングに戻ると、料理を作り終えたエレナと仕事を終えて帰宅してきたアレンが待っていた。未だに私が本体であることに半信半疑であり、混乱しているようだった。


「ただいま、二人とも。」

「お疲れ様です、お父様。」

「それじゃあ、ご飯にしましょうか。」

「ええ、お腹すきました。」

「「「いただきます。」」」


 およそ半年ぶりにアレンやエレナと食事をとった。どうしても限られた食料で料理を作る以上、エレナの料理は基本的に野菜のスープが多く、穀物はほとんどない。この半年くらいグルメを追い求め続けてきたからこそ目の前の料理は貧相に見えた。けれども、半年くらい口にしていないエレナのお手製スープだからこそ、どんな料理よりも美味しく感じ、あっという間に飲み干してお代わりを求めた。


 貪るようにエレナの料理を食べ続ける私を見てアレンもエレナもじっと私のことを見ていた。


「本当によく食べるなあ…。つい昨日まではスープ一杯で食事を終えることなんてざらにあったのに…。」

「でも、これはこれで見ていて気持ちいいし見応えがあるわね?ご飯を食べる時の仕草自体はそのままだし。」

「そうですね、ダミー人形を制御する際にもそうなるように相当細かいところまでこだわっていましたので。」

「俺としては未だにダミーの方が本物のディアナだと思えてしょうがないけどな…。」

「流暢に言葉まで喋るし、魔法まで使うし、別人と言われても信じられるもの…。」

「そう信じたくなる気持ちもわからなくもないですけれども、お父様とお母様の子供として生まれたのが私であることには変わりませんよ?」

「そうだとしたら、やはりわからんことが多すぎるけどな…いつ言葉をそこまで話せるようになったのかとかいつ魔法なんて使えるようになったのかとかなんでジャングルを出て町へと出ていったのかとかな…。」

「そうね…。そもそも、そんなことをして無事なこと自体も不思議でしかないし…。」

「そうですね、その疑問も最もです。一つ一つお答えしていくこととしましょう。ただし、今から私が話すことは決して他人には口外しないでください。それを約束することはできますか?」

「…ああ。」

「…ええ。」

「それでは、お父様の最初の質問からお答えしていきましょう。いつから話せるようになったのか、ですけれども、生まれた当初からすでに言葉は話せましたし、魔法も使うことはできました。つまり、最初の質問の答えと二つ目の質問の答えとしては、生まれた当初からすでにと言った方が正しいでしょうね。」

「じゃあ、赤子の時にはもう俺たちが話していることが理解できていたのか!?」

「嘘…じゃあ私たちの会話も全て聞いていたってこと!?」

「そうです。そして、その会話を聞いたからこそジャングルを出て旅に出ようという気持ちがもう芽生えていたんです。」

「ダミーを家に残して旅に出た理由か…。」

「はい。お父様とお母様の話を聞いていてまず疑問に思ったことは、なぜ亜人がここまで差別や迫害の対象になっているのかということ、その理由を知りたいと考えたからこそ三歳半くらいの年齢で旅に出ようと考えたんです。」

「ちょっと待って!!それじゃあ、ディアナはもうその時には私たちの目を欺けるような高度な魔法を扱っていたってこと!?そんなの誰から習ったの!?この集落に逃げてきた獣人の中にそんな魔法使える人なんて誰もいないのに!!」

「習ったわけではありません、最初から知っていたんです。それこそが一番確信に触れる話になってきます。これだけは絶対に他人に口外して欲しくない情報です。もう一度確認します。秘密は守っていただけますね?」

「もちろんだ。誰がお前のことを言いふらしたりするもんか。」

「安心して?私たちはあなたの両親よ?娘を危険にさらすまねするわけがないでしょう?」

「そうですね、それは生まれた当初からお父様とお母様を見てきた私自身もそうだと信じています。秘密を守っていただけると信じて真実をお見せします。トゥルー・ステータス・オープン。」


 改竄前のステータスを表示する魔法を唱え、現れたカンストステータスをアレンとエレナに見せた途端、二人は息を飲んだ。


「そう…せい…しん…!?」

「ディ…ディアナ様…!?」

「その通りです。本当は地球で亡くなった男性を転生させるはずが、儀式中の事故で間違って私自身が転生してしまったのです。ですので、このように異常なステータスで最初から過ごしていましたし、皆さんの会話は全て私には筒抜けでした。お父様とお母様の目を盗んで魔法を使ってステータスを改ざんしていたくらいですから。」

「じゃあ、ジャングルを出て町であれだけの亜人たちを助けたのは…。」

「紛れもなく私自身です。つい最近では帝都にてバルカン元帥たちと盟約を結び、この帝国に私が奉仕することを交換条件に亜人の解放をしていただきました。ですので、もう帝国内でしたら亜人として差別されることもなく人間らしい生活を送ることができます。今回本体ごとここに帰省した理由は、そのこと自体を私自身の口からお伝えできればと思ったからなんです。もし必要でしたら生活資金の援助とかも50億R(リギオン)程度を限度にお渡しすることもできますよ?」

「「ご…50億R!?」」

「はい、ジャングルを出てから町を放浪している間に私に襲いかかってきた人間族を根こそぎ倒して巻き上げたお金になります。この集落にいる皆さんの生活資金としては十分どころか過剰でしょうね。もしジャングルを出たくないのでしたら代わりにお父様とかお母様の生活に困らないよう色々と物資を提供します。」

「でも、そんなことをしたらディアナ…様の生活資金が…!!」

「そこまで心配する必要ありませんよ?それと様も不要です。中に宿っているのが女神でも今の私自身はあなたたちの娘であることに変わりないんですから。お金なんて本来転生予定だった男性に与える予定だった加護に幾度となく助けられてきましたからあってもそこまで使い道がないんですよ。人間族からお金を巻き上げていたのはこういう機会に惜しみなく使うためでしたし。ともかく、私自身はお金なくても加護がありますので特に困りません。」

「オブジェクトクリエイションっていうやつか?」

「そうです。これは、術者が望む物質をなんでも作り出せる加護になります。ですので、使えば服にしても食料にしても家屋にしても、作ることは可能です。」

「じゃあ、今着ているパーカーワンピースも?」

「そうですね、タルバの町で大衆食堂とかを利用する際正体を隠すためにこれを裏路地で作りました。帝都ヴォルカノフを移動する際にも重宝したりもしていました。亜人が解放された今となってはそこまで外見を気にする必要もなくなったわけですけれども……。」

「いまだに夢かと疑いたくなるが、ディアナは俺たちの思っていた以上に大物だったみたいだな…。」

「そうね、アレンの判断は正しかったのかもしれないわね…。」

「でしょうね。普通は三歳でこんな風にダミーを生成して動き回るなんてしませんから。カラビヤウエクスパンド。」


 異空間からダミーを引っ張り出すと、アレンとエレナはそれを凝視した。


「本当にそっくりだな…。今はこのダミーは動かないのか?」

「感覚を共有する魔法を使って、さらに肉体を制御する魔法を重ねがけして操れば動きます。実際、そうして動かしていました。お父様とお母様が危うくなった時には意識まで憑依させて敵と戦うこと自体も考えていたわけですけどね。こんな風に。フルダイブ。」


 本体が意識を失って倒れ、代わりにダミーに意識が宿り、私が着ているものはボロ布の服に早変わりした。


「リリース。」


 再度呪文を唱えて本来の肉体に私は戻った。ダミー人形は再び目を閉じて倒れた。


「本当にすごいのね…でも、どうしてこんなことを?そこまでしなくても旅に出たいのなら言ってくれればいいのに。」

「三歳児が旅に出たいと言ったとして、お母様はそれを許可しましたか?できますか?」

「それは…。」

「それが答えです。ダミーを残して旅に出て、放浪して差別の理由を探し求めていたのはそのためです。そもそも女神だからこそ絶対に誰に襲われてもやられないだろうという自負があり、だからこそこの年齢で旅をすることに抵抗はありませんでしたし、万が一お父様とお母様が危険にさらされたとしてもダミーに憑依して本来の力を思う存分使えばお二人は安全だろうと考えたからこそこうさせていただきました。」

「それでも、いくら女神でも私たちは親でもあるのよ?そう願っているのならせめて言ってほしかったわ…。」

「申し訳ありません。言ったら絶対引き止めるだろうと考えていたからこそ黙って出たんです。」

「まあいいじゃないかエレナ。今ディアナは無事に帰ってきてここにいる。それ以上にありがたいことはないだろ?」

「ええ、今回里帰りしてきたのは皆さんがこのまま集落に住み続けるのでしたら出来る限りの物資の援助を行いたかったことと、もし町に戻るのでしたら当面の生活資金を提供したかったからなんです。お父様とお母様はどうされますか?」

「そうね…虐げる人間族が一人もいなくなってしまってるのだったら私としては戻ること自体は悪くはないけど…。」

「だが、脅威がなくなったとしても俺たちとしてもこの集落でようやく安定して生活基盤が整い始めたところなんだ。今更町に戻るとなるとちょっと抵抗を感じるなあ…。」

「そうですか、わかりました。では、集落に住んでいる方々のために必要な物資を提供できるように私の方で取り計らっておきます。それが終わりましたらまた私は帝都に戻ってしまいますが…。」

「え!?このままずっといるんじゃないの!?」

「バルカン元帥と約束していますから。奴隷を解放する代わりに私が帝国の走狗となることを。今はまだ声がかかっていないですけれども、後々諸外国を内部から瓦解させる工作員として外国に出ていくことが多々ありますのでこのジャングルで平穏な生活を送るというのは難しいです。寂しいと感じるのでしたらまたさっきのダミー人形を置いていき、定期的に操縦させていただくとしましょう。」

「わかった。俺たちとしてはお前にこのまま俺たちの元で暮らしてもらえたらどんなにいいかと思ったけれども約束を違えるわけにもいかないもんな…。だけど、辛くなったらいつでも帰ってこいよ?」

「そうよ?たとえあなたが世界から否定されたとしてもあなたの帰る家は常にここに用意しておくのだから。」

「お父さん…お母さん…。」


 私は感極まって二人に抱きつきながら涙を流した。中身が女神であっても、やはりこうして人の温かさというものに触れることができると、彼らを転生させて良かったとこれまでの行いが報われる思いがするからだ。


 しばし二人の胸で涙を流した後、私はさらに話を進めていくことにした。アレンたちがここに残る選択をした以上、必要なのはお金ではなく、ここで生活基盤を整えていくための物資だ。となれば、私は翌日の朝、集落の真ん中で異空間を展開し、帝都に向かう街道の途中で兵士たちから略奪した馬車を無造作に置いていった。

 中に入っていたのは、保存食や携帯食、武器や装備、衣類、水などだ。加えて、それらを牽引してきた馬もまた農作業用に使えるだろうと考えて全て彼らのために引き渡した。


 一通りの物資を提供し、住民たちに感謝されつつも、私は、帝都に戻るためにもアレンとエレナに挨拶をしにいくことにした。


「それでは、私はまたバルカンとの約束を遂行するために帝都に戻っています。何かあったときのためにダミーを置いていきますので、何かありましたらダミーにでも話しかけてください。」

「わかった、気をつけてな。」

「元気でね。いつでも帰ってきてね?」

「ありがとうございます。それでは、行ってきます。ディメンジョンゲート。」


 再びダミー人形を置き去りにし、私は帝都へと戻っていった。この先バルカンからどんな依頼がきたとしても頑張ろうと考えつつ私は利用している宿へと戻るのだった。

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