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ゴミ屋敷で暮らす彼と私。

作者: 七瀬

私は、子供の頃から片付けられない女。

何でも、、、出したら出しっぱなし!


私は母親から、、、何時も怒られていた。


『音海! なんで、アンタは出したら片付けないの? 散らかしぱなしじゃ

ないの~ 早く! 直しなさい!!!』

『わかったわ! ママ。』

『何時も、アンタはそう言って...。全く片付けないのよ~!』

『だから~わかってるって!!!』


毎日母親とは、こうやってケンカになっていた。




でも、私も27歳になり一人暮らしをはじめて4年になったが、、、。

相変わらず、片付けられない!


コンビニで買って来た食べ物のゴミは、、、部屋中に散らかっている。


『例えば...?』


コンビニのおにぎりやお弁当、ペットボトル、空き缶、お菓子の箱、なんでも。

そこらじゅうが、ゴミの山になっている。


私は一人暮らしをはじめて、、、一度も掃除をした事がない!

【そもそも、、、掃除って? 何時するの??】


引きっぱなしの布団を干したこともないし!

そもそも、部屋の窓を開けたことがない!!!



職場では、まさか!? 私が 『片付けられない女』だとは思われてない!

うまく、片付けてるフリが出来ているのだろう。


【汚い女だとは誰も思っていないのだ!】



しかも!? こんな私でも、、、彼氏がいる。

物凄く優しい彼で、見た目もなかなかいいと思う。


【それにだ...!?】


私が片付けられない女だと知って付き合ってくれた人。

私の初めての彼氏がこの人なのだ!


自己紹介が遅れました、、、。


私の名前は 『小三坂 音海』

彼の名前は 『木下 悟』 30歳で小料理屋で見習いをしている。



私たちは、お互いに一人暮らしをしていたのだけど......。

付き合っているし、家賃が勿体ないと言う事で彼が私の家に転がり込む形に

なってしまった。


『それまで、家に彼を呼んだ事がない!!!』


何故? 彼の家じゃないかと言うと、、、?

場所と家賃を考えれば......?


私の家の方がいいとなった。



正直、彼が私の家に引っ越してきた時は、ビックリしていた!


『なんだ!? この部屋!? ゴミ小屋じゃないか!?』


...それまで、彼を自分の家に連れて来た事がなかったから、、、?

相当、驚いてはいたのだけど...?


時間が経って、一緒に暮らしはじめると.......?

【私のペースになっていった。】


私と暮らし始めた、、、はじめの1週間ぐらいは、口うるさく彼に言われる。


『なんで! 部屋を片付けないんだ!』

『足の踏み場もないだろう!!!』

『明日までに、片付けておけ!』



でも、それ以降になると......?

彼も何も言わなくなったのと? 私と同じようにするようになった。


食べたら? そのまま放置する。

以前は、ゴミ袋にゴミを入れていたが、それもしなくなった。


飲んだ物も、飲みっぱなしで捨てなくなった。


二人で同じ事をすると......?

ゴミの量が倍になった。


それでも、私は全く気にしない!



衛生的には良くない事かもしれないけど、、、。

それに慣れると? 楽に生きられる。

彼も今では同じ気持ちになっている。


私たちは、なんだかんだとまあまあうまくいっているから...。

このまま、ゴミ屋敷でずっと二人で暮していく気だ!




最後までお読みいただきありがとうございます。

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