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彼らは私を批難する  作者: 白米姫
1/1

私は…

「うるせぇなぁ、お前みたいな女が嫁になったからだろうがよぉ!」「貴方こそそんな私を嫁に選んだほど女を見る目がないんじゃないんですか?!」「なんだと、このアマがよぉ!!」


あぁーーまた始まった

もうこれで何度目なんだろう

小さいときは優しかったお父さん…

よく家族で近くの公園にピクニックに行ってた…

楽しかった

毎日がキラキラしてて夢みたいな日々が続くと思った

何も変わらない毎日が

だけど、現実はそう簡単にはいかない。

お母さんがお父さんの部下と不倫して毎日喧嘩の日々だ。

お母さんは喧嘩した後22時には出かけて翌日の朝まで帰ってこない。どこに行ったかは分かってる…

お父さんが可愛そうと思うのが普通だろうけど私は思わない。

ーーーーー

「おい!」「なんだよ!クソジジイがよ!!」

「お願い…!もうやめて…ねぇ、うるさいの…痛いの…」「お前には関係ない!あっちに行ってろ!」

ーーーーー

私の中で何かが壊れた

私の中でお父さんはいない

私の中でお母さんはいない

私の中にはなんにもない。

空っぽの空洞みたいだ

関係ない。本当にそうなの?ねぇ…

私の親の喧嘩が娘に関係ないわけないでしょう。

それからそう言われた私は夜になると出かけた。

お父さんは社長だったからお小遣いには不自由しなかった。

補導されるとか警察とか最初はどうでもよかった

ただこの苦痛の毎日から逃れれば

ただそれだけでよかった。

ーーーーー

「行ってきます…」

行って来ますの声に返事はない。

大声で気づいていない。

さて、今日はどこに行こうか…

昨日は舞華の家に行ったし…

(プルルルルプルルルルプルルルル)

「はい。」「あっ、くぅ-??」「そうだけど、」「今ねーカラオケなんだけどー大学生とかといるのねー今から来ないー?」「あーおっけー行くよー」

電話は都米美鈴だったか…

美鈴とは小さいときから友だちでいつも一緒に居て…

辛いことがあっても美鈴は必死で応援してくれたから私も頑張れた…もう家族のような存在…

ーーーーー

「あっーくぅー!はやいねーじゃっ皆ー注目!」美鈴は大きな声で呼びかける。「この子は私の大切な親友、花雨 麗美 仲良くしてよ!」

右からちょっと変なTシャツを着た男

頭も天然そうな天然パーマの男

真面目そうだけど裏で何やってるかわかんなさそうな男

着物を着た男

個性派揃いのこの集団…誰…

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