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話し合いは

煉耶達は手始めにカバンの中身を確かめることにした。これから生き延びていく上で使える物があるかもしれないと。そんな訳で5人は中身を互いに確認しあった。中にあった物は


煉耶 スクールバッグ 教科書ノート筆記用具 弁当 500mlの水筒 マスク100枚組 十徳ナイフ スマホ

秀次 スクールバッグ 教科書ノート筆記用具 弁当 スマホ ソーラーチャージャー

瑠璃 スクールバッグ 教科書ノート筆記用具 弁当 500mlの水筒 簡易裁縫セット 絆創膏 スマホ

舞 リュック スポーツバッグ 教科書ノート筆記用具 弁当 500mlの水筒 500mlのペットボトル タオル 日焼け止めクリーム 虫除けスプレー かゆみ止め スマホ

悠姫 スクールバッグ 教科書ノート筆記用具 弁当 500mlの水筒 簡易裁縫セット ポーチ スマホ ソーラーチャージャー


確認した中で全員食料として弁当を持っていたが、水分は秀次だけが持っていなかった。


「飯よりもするか水を先に確保する必要があるな」


「そうは言ってもこんな森の中から川を見つけられるか?」


「わからんが可能性はあるだろう。今ここの土地も傾いているだろう?ということはここは山なんだ。川か湧き水があるかもしれん」


「ってことはこの山を登らないといけないわけ?」


「そうなるんじゃないか?」


「なら早く探しに行きましょうよ。今はまだ元気で日も明るいんだから」


「おいおい待てよ。まだ確認が終わってねぇぞ。」


「うん、そうだね。この次はスキルの確認…だよね?」


「ああそうだ。俺達の中だけで情報を共有しておいたほうがいい」


そう言って周りを確認してから、煉耶は自分のスキルのことを話し始めた。そして煉耶が終わると秀次、瑠璃、舞、悠姫と言っていった。それぞれのスキルを認識し合う。そこで舞は


「私と煉耶でとりあえず行きましょうよ」


「えっ、それ危なくないですか!」


「けど悠姫、動くんだったら私達が一番動けると思うわよ」


「それはっ、そうですけど」


「おい煉耶。ちゃんと帰ってこれるんだろうな」


「帰ってこれる可能性が高い……というだけだな。大人数で動くよりはいいだろう。一番の懸念は魔物がいることだ」


「けど外に行かなきゃいけないんだから、遅いか早いかの問題よ」


「煉くん、舞。絶対に帰ってきてね。怪我はなるべくして欲しくないけど、怪我しててもちゃんと帰ってきて」


「あったり前じゃない‼」 「もちろんだ」


「煉耶。頑張ってこいよ」


「シュウも瑠璃と悠姫のこと任せてるからな」


「おう!ちゃんと俺が見といてやるよ」


「煉耶君、舞ちゃん。……気をつけて、くださいね」


「わかってるわよ、とりあえずは水筒だけ持って行きましょうか」


「そうだな。日が暮れる前には帰ってきたいが」


「ええ、わかってるわよ。それじゃ、行きましょう」


「気をつけろよ」 「気をつけてね」 「頑張って」


3人からの見送りの声を受けた煉耶と舞は上に傾いている方向へ歩いていった。1分もすれば2人は木々の中に消えていった。残った3人は不安げに煉耶達が行った方を眺めているのだった。


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