剣崎君と愉快な誕生日
書いてて恥ずかしくなったシリーズ!!
「へぇー。来週剣崎君の誕生日なんだー。」
「はい。そうなんです。だから何かしてあげたいなって思ったんです」
「それで私たちに相談したってわけね」
今器穂と倉橋とメガネちゃんは高校の近くにあるおしゃれなカフェで女子会中であった。
「何をしてあげたらいいと思いますか?倉橋先輩、鏡子ちゃん」
少し悩んだ後に倉橋がに答える。
「だったら11月11日だし・・・・・ってのはどう?」
それを聞いたとたん器穂の顔が真っ赤になる。
「そ・・・そんなの・・・・・恥ずかしすぎますよ!」
「剣崎君を喜ばせたいんじゃないの?」
「でも・・・・・喜ぶんでしょうか?」
「大丈夫!きっと喜ぶよ!」
倉橋がグッドサインを出してそう答えた。
「私も大丈夫だと思う。」
メガネちゃんも同じように答えた。
「で・・・でも・・・どうやってそれをやれば?」
「そんなの王様ゲームしかないでしょ!」
そして1週間後。
「道尾の誕生日記念なので今日は王様ゲームをやりたいと思います!」
今道尾、道隆、日立、倉橋、メガネちゃん、そして器穂の6人はカラオケボックスに来ていた。
「おぉ!楽しそうだな。」
作戦は簡単。
道尾と器穂以外の者が王様になり計画を実行するということだった。
当然道尾以外全員が仕掛け人である。
「よーし!」
そう言うと道隆は割り箸をバッグから取り出した。
そのうちの一本だけ先端が赤く塗られている。
「赤が王様な!じゃあ引け!」
みんなが引いた。
その結果、道尾が赤を引いてしまった。
「よし!王様だ!」
道尾が赤を引いてしまったことに思わず声を漏らしそうになる一同。
「マジか・・・・・それで命令は?」
「道隆とメガネちゃんの二人でポッキーゲームしろ!」
「な!?」
道隆が動揺の表情を見せる。
メガネちゃんも頬を赤らめて動揺している。
「さぁ!やれ!」
逆らえずに二人はポッキーゲームを始める。
ポッキーを食べていくうちにだんだん顔が接近していく。
やがて後一口で唇と唇が触れ合ってしまうところにまできてしまった。
(落ち着け!俺!大丈夫だ!一口を食べる直前に顔を横に向ければ大丈夫だ!)
そして道隆は残りの一口を食べ始める。
それと同時にメガネちゃんも残り一口を食べ始める。
それによって二人の唇がは触れ合ってしまった。
触れあって少しの間は何が起こったのかわからなかのように硬直していたがやがて状況を理解するとバっと二人は離れる。
「いや!あの!これは!違うんだ!ただの事故だから!」
「分かってる・・・・・だから何も言わないで・・・・・」
そう会話した後二人は顔をりんごみたいに真っ赤にしてうつむき始めた。
「よし!二回目だ!引け!」
道隆がもうノックアウト状態のため変わって日立が仕切り始める。
引いた結果王様は器穂になった。
「わ・・・・・私!?」
驚きのあまりおもわず声を上げてしまう。
日立と倉橋の方を向くが二人はなんともいえないような困った笑いを見せている。
(先輩と鏡子ちゃんは喜んでくれるって言ってたしここは勇気を振り絞ってやるしかない!)
そして器穂は大きく深呼吸をして言った。
「道尾は私とポッキーゲームをする!!それが私の命令!!」
器穂は顔を真っ赤にして言った。
数秒の沈黙の後、道尾がやけくそ風の声で答える。
「分かったよ!やってやろうじゃねぇか!」
そして二人はポッキーゲームを始めた。
器穂は恥ずかしさのあまり食べだすことができない。
「お前が言い出したんだからお前も食べろよ。」
「分かってる!」
二人は順調に食べ進めてついに残り一口のところまできた。
「器穂・・・・・許せよ!」
そう言うと道尾はわざと大きく食べに行って器穂にキスをした。
「!?」
器穂は最初は顔を真っ赤にして動揺していたがやがてそれを受け入れていった。
そして道尾はキスをやめる。
「道尾・・・・・」
「器穂・・・・・俺・・・・・」
そう言おうとしたところでカラオケボックスの中の電話がなり始めた。
それに驚きバランスを崩してしまい二人は後ろに倒れて強く後頭部を床にぶつけた。
「器穂ちゃん!剣崎君!大丈夫!?」
幸い二人はすぐに目を覚ましたのだが二回目のくじを引くところまでを忘れてしまっていた。
つまりポッキーゲームの記憶もいい感じになったところも忘れてしまったのである。
その後は道尾と器穂以外の人間が王様になったがポッキーゲームをやれとは言わなかった。
そして翌日。
また3人で集まって女子会を開いていた。
「昨日なんでポッキーゲームやれって言わなかったんですか?」
器穂が倉橋に問いかける。
「いやー。私たちがいる中でやらされてもやっぱり喜ばせられないかなーって思ったの!」
「道尾にちゃんと何かしてあげられなかった・・・・・」
「してあげれてたよ!」
二人は聞こえるか聞こえないかの音量で言う。
「何か言いました?」
「なんでもないよ!」
「なんでもないから気にしないで。」




