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〜三つの心と三つのギフト〜  作者: みるきぃ〜
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一話〜光の泉〜春歩の心〜

私の中の希望…。もぅ一人じゃないの?淋しくないのかな…?ずっと欲しかったから…あの光が…。

あっという間の一日。でも、いつもと違う…!嬉しい一日だった。すっかり、泉美はクラスになれた様だった。だけど、いつもと変わらないひそひそ声…、その中でわざとらしい、大きな声で花奏が「ねぇ〜〜!!泉美!あいつ、春歩なんかに構わなくていいよ!あいつ、ちょー暗いし!泉美になんかに似合わないw」…べつにいいし…いつもよりマシだし…。傷ついたりなんかしない…するわけない…!したくない!!でも、未天原さんの前なんて…せっかくの私の光が消えていく……?いや!!やめて!「そんなことないでしょ。あの子素直で可愛いじゃん!私は好きだよ」え…?未天原さん…?「え…泉美…?可愛いって?桜江…さん…のこと」花美が不思議な顔で言う。(「は……うそでしょ?泉美…」正直クラスの空気は、どんよりしていた…。ヤバイ…未天原さん…迷惑かけちゃう…。それを吹っ切る様に明る〜い声で泉美が言い出した。「ハハッ!!可愛いと言っても内面ね!」「あ…なんだ…内面…?」ほっとしたようだった。すると、未天原さんはちょっと考えた顔をして言った「…じゃあさ、明日のお昼休み、桜江さん…可愛くさせるからね!見ててよ!?じゃあ、バイバイ!明日ね!!一緒に帰ろっ桜江さん!」すると、ぐいっと腕を掴まれた。「え…!未天原さん…ちょ…待っ…」何がなんだが分らなかった…。何?未天原さんかばってくれた…?私みたいな子を…?でも、可愛くなれるって?私が?いいの?

そのころの放課後の教室は… 「ねぇ?花奏…?泉美……本気かな…?桜江さんのこと…!可愛くするって?」「何よ?花美、あいつが可愛くなれるわけないじゃん?泉美…優しいから、春歩のこと可哀想になっただけでしょ」「そっか…?」    (泉美たちのところへもどる)「あっ…桜江さん…ゴメンね?あんなこと言って…我慢出来なくて…でも、私は本気だよ?お昼休みさ、屋上集合ね?」そういい終わると、泉美はパタパタと走って去っていった。私はよくわからなかったけど、嬉しい気持ちでいっぱいだった。暗く住んだ心の中に、泉美の輝きが広がり溶けていく…。私の中に…。家に帰った私は、何も言わずに中へ入った。別に言っても誰も気づかないし…。リビングのドアが開き、お母さんが出て来た。「テスト、どうだったの」私は、そっとため息をつき、カバンからテストを出した。前にやった算数のテスト。テストの点は100点「はい…」お母さんはパシッとテストを取り、ごきげんな顔をして、何も言わずに部屋に入った。その翌日、私はドキドキしながら教室のドアを開けた。いつもと変わらない姿で…。

また見てね!!

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