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別章 人物設定集(8月10日改訂版)概要記載(ネタバレ)あり

氏名、身長/体重 目色・髪色(髪型)その他特徴 年齢

となっています。


西方帝国図

挿絵(By みてみん)

~シレンティウム~

ハル・アキルシウス(秋留晴義)171/72 黒目・黒髪(短髪)29歳

南方辺境の群島嶼出身、かつて帝国に抵抗した戦士、帝国辺境護民官、北の護民官、イネオン河畔の勝利者、オラン王、クリフォナム王、北方連合最高指導者。

帝国に併呑されたかつての祖国に思いを馳せながらも、生活の為に帝国の下級官吏として生きることを余儀なくされたが、貴族と諍いをおこして左遷される。

故郷とは正反対の北方辺境に赴任、未だ国を持たない蛮族と呼ばれる人々と相対する事となる。北の地に骨を埋める覚悟を決め、北方連合国を立ち上げた。


エルレイシア 168/? 緑目・金髪(背中まで)23歳

帝国から蛮族と呼ばれる、北方の民クリフォナム人の旅する太陽神の女性神官。

真実はフリード族の英雄王、アルフォード王の庶子。

山賊に襲われていたところをハルに救われ、ハルの辺境経営に協力することとなった。

シレンティウム籠城戦後大神官となり、ハルと結婚、双子を出産した。


ガイウス・アルトリウス 174/0 黒目・黒髪(短髪)享年35歳(実質75歳)

帝国第21軍団軍団長にして現シレンティウム顧問官、シレンティウム守護神。

過去の英雄で既に故人であるが、都市を守りきれなかった事を心残りに死霊となり都市をさまよう。シレンティウムで後継者を待ち続けていたが、ハルに解呪され先任者としてハルに協力する事となる。

生前は“何もさせて貰えなかった英雄”とよばれ、死後は亡霊将軍、死者達の司令官、帝国の鬼将軍との呼称有り。ハルの子供を名付けたことでクラスチェンジし名実ともに“シレンティウムの守護神”となった。北方連合の成立をもって長い眠りにつく。


アルキアンド 182/88 碧眼・金髪(肩まで)口髭 40歳代

クリフォナム人の中の一部族、帝国に友好的なアルマール族の族長で、ハルの求めに応じ、シレンティウムの協力者となる。シレンティウム籠城戦の際にシレンティウムへ合流した。現在シレンティウム都市参事会議長を務める。


ルキウス・アエティウス 170/68 黒目・茶髪(短髪)25歳

ハルの帝都での同僚で帝都治安官吏、帝都の下町生まれ。シレンティウムの初代治安長官。

プリミアを見舞いに行った事から貴族に阿る上司によって罷免され、ハルを頼って北方辺境へ向かう。


プリミア・ロット 159/? 目鳶色・茶髪(肩まで)19歳

シレンティウム官営旅館、初代館長。元帝都市民。

ハルに助けられたが、貴族派貴族に命を狙われて北方辺境へ逃れる。

シレンティウムの官営旅館と公衆浴場をハルから任された。最近ルキウスと良い感じ。


オルトゥス・ロット 160/58 目鳶色・茶髪(短髪)13歳

帝都市民、姉に連れられ北方辺境へやってきたかなり聡いプリミアの弟。

姉と一緒にシレンティウム官営旅館にて働く。


デキムス・アダマンティウス 175/78 黒目・白髪(短髪)60代

帝国国境防衛隊、東北管区防衛隊副隊長兼、北方辺境関所守備司令官にしてアルトリウスの弟子。ハルやルキウスに触発され、シレンティウムへの都市経営に積極的に協力し、その後北方辺境関所改めコロニア・メリディエトの市長兼、第22軍団軍団長となる。


トゥリウス・シッティウス 173/60 灰色目・黒髪(短髪)30代半ば

元帝国直轄州総督、行政手腕は折紙付きの敏腕行政官吏、初代シレンティウム行政長官。

貴族と衝突し、ルシーリウス卿の圧力に抗しきれずに中央官吏を辞職し、コロニア・リーメシアの街で隠退生活を送っていたが、陰日なたに貴族からの嫌がらせが続き、終には耐えきれなくなってハルの招聘に応じた。甘味好き。


秋瑠楓 160/? 黒目・黒髪(腰まで)17歳

ハルの又従妹。秋留家の分家である秋瑠家の姫君。ハルの許嫁として擁立されるが、夢破れて現在は情報収集を統括している。ハルを追い掛けて北方辺境へ来たが、現在は群島嶼から持ち込んだ陰者と木蝋でシレンティウムの都市経営に参画してもいる。

また群島嶼から陰者を郷ごと引き抜いてしまった豪腕姫でもある。


アクエリウス 170/0 水色目・水色髪(肩まで)鰓と手足ひれ付 見た目20代

水の精霊、シレンティウムの水利を一手に引き受ける。

かつてアルトリウスにも協力したが、都市を失陥した際に封じられていた。

今はシレンティウムの汚水処理などもさせられてしまっている。


ベリウス 192/96 茶色目・茶髪(短髪)口髭20代後半

オラン人シオネウス族の戦士長、ヘリオネルの弟。後第23軍団初代軍団長。

無口で寡黙な戦士長で、当初は帝国戦法の導入に懐疑的だったが、模擬戦闘で敗北したことでその取得を受け入れた。


ヘリオネル 190/98 茶色目・茶髪(肩まで) 30歳代

オラン人の一派、シオネウスの族長。シレンティウム西街区代表。

帝国の圧迫を嫌って、移住地を探しシレンティウムにたどり着く。


エティア 169/? 灰目・銀髪(背中まで) 20代後半

ヘリオネルの妻、子供は既に生まれたもよう。


レイシンク 178/75 碧眼・茶髪(短髪) 20歳代

アルマール族、セミニア村の村長、シレンティウム東街区代表。

村は長雨による土砂崩れで壊滅、アルマール村で避難生活を送っていたところ、シレンティウムへの移住に応じた。


アルスハレア 165/? 銀目・銀髪(腰まで)60歳代後半

エルレイシアの叔母にして太陽神殿の元大神官。現在薬事院長兼学習所統括。

かつてハルモニウムでアルトリウスに協力し、太陽神殿を営んだが、ハルモニウム失陥の際にフリード族の地に抑留された。

シレンティウム籠城戦では逮捕幽閉されたが、ハルにより助け出され、シレンティウムへ移住し、併せて大神官の位をエルレイシアに譲った。


クイントゥス・ウェルス 172/75 茶色目・茶髪(短髪)26歳

ボレウス隊副官、常日頃からボレウスの方針に不満を持つ。

シレンティウム襲撃に同調せず降伏、その後はシレンティウム守備隊長を務め、現在は特殊工兵隊長。シレンティウム籠城戦で戦友となったテオネルの妹、ティオリアをめとった。


ドレシネス老 179/71 緑目・白髪(首まで)60歳代

シオネウス族の長老。

シレンティウムで文官として登用され、戸籍作りに携わり、その後戸籍長官に任じられた。


テオネル 188/90 碧眼・金髪(肩まで)32歳

シオネウス族の農民。義勇兵としてシレンティウム籠城戦に参加し、クイントゥス・ウェルスとは戦友の間柄になった。


ティオリア 170/? 碧眼・金髪(腰まで)27歳

テオネルの妹、クイントゥス・ウェルスに嫁ぐ。

快活な性格の典型的なオラン娘。


マニウス・クルソル 168/75 黒目・黒髪(短髪)40歳代

西方郵便協会・シレンティウム拠点局長。

シッティウスの要請により伝送石通信と郵便制度を北方辺境に構築する。


フィクトル 170/90 茶色目・黒髪(短髪)40歳代

ミツバチ職人にして、蜜蝋と蜂蜜を商う商人。

シッティウスの知り合い。

その招聘に応じてシレンティウムへ自慢のミツバチを連れて移住してきた。


ペトラ・スィデラ 150/? 茶色目・茶髪(背中まで)30代半ば

西方諸国人の女性。精霊付き採鉱団の団長。

シッティウスと州総督時代に知り合い、その伝手でシレンティウムに招かれる。

コロニア・フェッルム市長に任じられ、採鉱についてハルから一任される。


スフェラ 158/0 緑目・緑髪(背中まで)随所に鉱物的な皮膚 外見20歳

ペトラと契約を結ぶ宝玉の精霊で、鉱物採取の際に出る汚染を浄化したり精錬作業に手を貸す役目を持つ。

緑の宝玉に封じられていたが、コロニア・フェッルムで開封された。


セクンダ・カウデクス 161/? 黒目・黒髪(腰まで)20代後半

艶っぽい女性で、元リブリア市経理担当官吏、初代財務長官。

上司でもあった貴族から男女の誘いをかけられ、これを手酷くやり込めて帝都から左遷された。シッティウスの紹介でシレンティウムへ。


サルスティウス・オルキウス 171/89 鳶色目・白髪交(短髪)40半ば、

恰幅の良い男。シッティウスの元同僚。初代商業長官。

商業課税を減免したことで貴族領から商人を吸い上げてしまい罷免される。

シッティウスの紹介でシレンティウムへ。


ルキア・スイリウス 160/? 黒目・黒髪(肩まで)30歳

天才肌の細身の女性。シッティウスの元部下、工芸、工業担当官吏。初代工芸長官。

自称芸術家の貴族の作品を酷評して罷免され、シッティウスの紹介でシレンティウムへ。

発明家でもあり、シレンティウムの兵器開発にも携わっている。

火炎放射器、特殊火炎弾、爆裂弾、連射式弩などは彼女の発明による物。


ティベルス・タルペイウス 172/77 黒目・黒髪(短髪)50歳

ガッチリした体型。元兵士の建築技師で兵役退役後官吏に転身した変わり者。

シッティウスの州総督時代の部下で、シッティウスのとばっちりを食って罷免された。

シッティウスの紹介でシレンティウムへ。

初代按察長官で、フレーディアの都市改良事業担当者を務めた後、新たに造営されたコロニア・ポンティスの市長代行職を務める。

 

ルルス・サックス 170/56 黒目・黒髪(短髪)20歳代前半、

農業技術と栽培法に通じた元官吏。初代農業長官。辺境護民官の大ファン。

農業政策の不備を指摘し、その不備を是正した所隣接する貴族領の貴族からやっかまれて罷免され、シッティウスの紹介でシレンティウムへ。初年度のシレンティウムの農政を預かり見事大豊作に導いた。

その後も亜麻や蕎麦等の作物を導入し、着実に成果を上げている。


メテラ・オトー 158/? 黒目・茶色髪(肩まで)40歳代前半

シレンティウム官営旅館、館長代理、プリミアの補佐役。

元は宿屋の女将さんだったが、シレンティウムの噂を聞付けて移住してきた。


レイルケン 189/93 碧眼・金髪(短髪)20歳代前半

第21軍団の十人隊長、クリフォナムの北方諸族に属する、ロールフルト族出身。

生真面目で誇り高き元自由戦士で、現在は北方軍団兵。


ヘーグリンド 185/84 灰色目・金髪(短髪)20歳

第21軍団レイルケン十人隊の北方軍団兵、ロールフルト族出身で姉とシレンティウムにて同居中。イネオン河畔の戦いでハルに命を救われる。


マーク 148/43 青目・金髪(短髪)11歳

アルマール村の少年だったが、シレンティウムへ移住。その後祖父とともに商店を営む。

算術的な才能と、商才を持つ。


デニス 180/75 青目・白髪(短髪)68歳 

マークの祖父、籠や編み物細工の名人で、アルマール村からシレンティウムに移住した後は商店を立ち上げた。


ファブラエス 175/68 黒目・黒髪(短髪)50代

帝都でも有名な第8劇団を差配する劇団長。

帝国内では上演が禁止されているアルトリウスの演劇を上演したことで帝都から追い出され、難渋していたところ、スイリウスの紹介でシレンティウムにやって来た。

拠点をシレンティウムに移し、活発に活動中。


~フリード族~

アルフォード王 190/100 碧眼・金髪(肩まで)顎口ひげ有 80歳代

クリフォナム人の一部族、フリード族の王で通称英雄王。

クリフォナム人の全部族を率いて帝国に抵抗する勇者、40年前の反乱ではハルモニウムを落とし、アルトリウスを討ち取って大勝利を得、主導的役割を果たした。

シレンティウム籠城戦でハルと一騎討ちの末敗れ、その王位をハルに譲って昇天した。


ベルガン 187/89 緑目・茶色髪(肩まで)40歳代

フリード宮宰、アルフォード王に無二の忠誠を尽くす。

優れた政治感覚を持ち、フリード族には珍しく帝国に忌避感を持たない。

耄碌した王を支えて、フリード族の政治を取り仕切る。

後、王の遺志を汲み、ハルに降伏、フレーディア城代となり、その後市へ昇格したフレーディアの市長となる。


ダンフォード王子 185/78 碧眼・金髪(肩まで)30歳代半ば

アルフォード王の長子、王位継承者。

フリード族の何たるかを知らず、学ばず、英雄王の後継者になろうと画策する。

シレンティウム籠城戦に敗れ、母親方の縁を頼って北へ落ち延びた。

その後ハレミア人を南へ引き込むという最悪の選択を為し、一時フレーディアを奪還するも、シルーハへ落ち延び、復権を目指してヘオンを攻めるがハルに敗れて捕われた。


ガイウス・アルトリウス 不明 髑髏状態

アルトリウスの討ち取られた首で、別名、帝国に仇為す災厄の首。

アルフォードによって持ち去られ、数奇な運命を辿って現在はダンフォードの手にある。

ダンフォードと共にシルーハへ亡命した後、ヘオン近郊の戦いで昇天した。


シャルローテ 174/? 碧眼・金髪(腰まで)20代後半

アルフォード王の娘、第3子、王女。ダンフォーに従い、アルスハレアから大神官位を簒奪した。後、ヴィンフリンドに討たれた。


デルンフォード 190/91 碧眼・金髪(短髪)20代半ば

アルフォード王の次子。ヴィンフリンドに討たれた。


グランドル 196/110 灰色目・銀髪(肩まで)顎口髭有、片眼 60代

フリードの支族、フリンク族長でダンフォードらの伯父。隻眼豪腕の戦士。

ハレミア人に対する抑止力としてアルフォードに取り込まれた。落ち延びてきたダンフォードを匿うが、積極的な援助は与えず、ハレミア人との橋渡しを行う。

後、息子のヴィンフリンドに討たれた。


~東照帝国~

奉 玄黄 169/62 黒目・黒髪(茶筅髷) 30代

東照帝国の落ちぶれ商人、北方辺境で行商をしていたが、ハルに見出されてお抱え商人として再出発する事になった。東照とシレンティウム間の交易路を一手に担う。


鈴 春茗 160/? 黒目・黒髪(お団子結い)21歳

シレンティウム薬事院薬師教授。

東照帝国で薬事学を学んだ薬師で、独自に西方帝国の薬事学も勉強していた秀才。その際の参考文献を元に独学した堅苦しい西方語を話す。

アルスアハレアの依頼を受けた奉玄黄がシレンティウムへ連れてきた。


介 大成 182/90 黒目・黒髪(茶筅髷) 30代

東照帝国の西方統治の要、西方府に属する武官吏でシレンティウム城市大使。

シルーハとの関係を見据え、東照帝国西方府がシレンティウムの将来性に期待して派遣した官吏で、見かけによらず温和で物静かな人物。


黎 盛行 165/90 黒目・黒髪(茶筅髷) 40歳代

東照帝国西方府の都督で介大成の上司、西方府の狸親父。

衰えた東照を立て直すべく西方府で活躍、シレンティウムの力を取り込もうと画策する。

シレンティウムに協力し、シルーハ北東部へ侵攻した。


~西方帝国~

マグヌス帝 171/73 灰色目・白髪(短髪)70代

老齢の帝国皇帝。バランス感覚に優れ、三派の調整役として長く帝国の舵取りをしてきたが、どっちつかずの曖昧な態度が多く、貴族や官吏、軍人を増長させてしまった。

内戦勃発直前にユリアヌスへの譲位を記した書き付けを残して崩御した。


ユリアヌス帝 170/64 茶色目・茶髪(短髪)20代後半

マグヌス帝の養子で、マグヌス帝の甥の子供、副皇帝の後皇帝即位。通称奇人殿下。

奇矯な振る舞いが多く、貴族や皇族からは敬遠されているものの、市民や下級官吏、兵士からの人気はすごい。監察官としてシレンティウムへ派遣され、その成り立ちを知る。

帝国海軍を掌握、帝国内にはびこった海賊を退治し、帝国内戦に勝利し、貴族派貴族を根絶やし、帝国の抜本的な改革に乗り出した。


ルシーリウス卿 175/71 碧眼・金髪(短髪)50歳代

ヴァンデウスの父親にして、帝国元老院議員、貴族派貴族の旗頭。

息子に恥をかかせたハルの罷免と命を狙う。

政治的野心を実現すべくあらゆる手段を使って活動し、敵対派閥を排除して帝国掌握を謀ったが、ユリアヌスに敗れて処刑された。


ヴァンデウス・エルト・ルシーリウス 177/74 碧眼・金髪(肩まで)20代

帝国貴族の馬鹿息子で、プリミアを馬で跳ね、ハルに叩きのめされた。

今回帝国軍総司令官に就任し、帝都へ10万の私兵を率いて進駐し、貴族派貴族の私兵軍15万を率いてハルと対戦するが敗死した。


グラティアヌス 175/82 黒目・黒髪(短髪)50歳代

ルシーリウス家の家令として長く使えた家系に生まれ、最近まで帝国軍に所属していたが兄が逝去した事でルシーリウス家の家令になるべく帝国軍を辞めた。

先祖代々大恩あるルシーリウス家に無二の忠節を尽くす武人であったが、ハルとの戦いに敗れ、討ち取られた。


プルトゥス卿 166/100 茶色目・黒髪(はげ気味)40代

貴族派貴族の中堅貴族で、ルシーリウス卿に近い位置にいる。財務担当。

内戦で敗れて処刑された。


タルニウス卿 172/67 茶色目・白髪(短髪)50代

貴族派貴族の中堅貴族で、ルシーリウス卿に近い位置にいる。元老院対策担当。

内戦で敗れて処刑された。


大クィンキナトゥス卿 178/79 黒目・なし(はげ) 70代

元老院の長老にして議長、現執政官。

貴族の中でも中立派とされる市民派貴族であるが、今まで主だって貴族派貴族には逆らっていなかった。ユリアヌス副皇帝就任に際しては皇帝に協力し、貴族派貴族に反し排除された。復帰後はユリアヌスに協力し、古き良き強き帝国の復活を目指す。


クィンキナトゥス卿 175/71 黒目・黒髪(短髪) 50代後半

市民派貴族の元老院議員で、長老の息子、市民派貴族の中枢人物。貴族派貴族に幽閉されたが、その後復帰して元老院議長となる。


グナエウス・クィンキナトゥス 177/74 黒目・黒髪(短髪)

市民派貴族若手の中心人物、シレンティウムと市民派貴族の連絡役として北へ赴く。

ハルらと行軍を共にし、ユリアヌスに従って帝都解放に貢献した。


クイントゥス・カッシウス 169/70 灰色目・白髪(短髪)60歳代

帝国執政官にして元老院議員、中央官吏派の筆頭であったが、現皇帝顧問官転出。

ハルを利用し、自派閥の勢力増大をはかるが、貴族派貴族に敗れて控え室へ押し込まれた。市民派貴族と協力してユリアヌスを支持した。


ティトウス・スキピウス 175/80 黒目・黒髪(短髪)40歳代

帝国軍総司令官、軍閥の領袖。

南方大陸侵攻を画策し、各方面に働きかけを行っている。

群島嶼侵攻作戦では最前線に立って指揮を執り、群島嶼人に敬意を持っている為か、ハルには好意的であったが、最近はその活躍に嫉妬し、無謀な戦争指揮で大敗、戦死した。


マルクス・ヒルティウス 173/75 黒目・黒髪(短髪)40代前半

スキピウスの副官、頭脳派で参謀肌の軍人。

イマイチ政治的には頼りないスキピウスを助け、帝国の貴族や官吏との交渉を行う。

南方作戦でスキピウスに殉じる。


ボレウス・カデス 168/69 黒目・黒髪(短髪)40歳代

帝国軍国境防衛隊、北中管区に所属する百人隊長で、軍閥の使いっ走り。

シレンティウム襲撃で、ハルに射殺された。


セクストゥス・パーンサ 165/68 黒目・黒髪(短髪)40代後半

コロニア・リーメシア市長にしてリーメシア州総督代、中立な官吏。

帝国軍が南方に向けて引き抜かれたことにより、治安が悪化し頭を悩ませる。

現在はユリアヌスに従って市を預かっている。


セプティムス 170/80 茶色目・白髪交(短髪)50代半ば

帝国退役兵協会会長の元帝国兵。

アダマンティウスの要請に応じて、帝国内で日雇い状態の帝国退役兵を大量にシレンティウムへと移住させた。


フラウィウス・カトゥルス 177/83 黒目・黒髪(短髪)40歳

元東北管区国境守備隊大隊長、後第101軍団軍団長でアダマンティウスの弟子、新たなる南方の勝利者。南方戦線へ配属されるが、戦略眼の欠如した帝国軍幹部に遠慮無く直言し、論破するため“狂犬”と呼ばれる。帝国軍大敗後、南方派遣軍臨時総司令官として南方にて奮闘、その後ユリアヌス支持を打ち出した。正式な南方派遣軍総司令官に任じられ戦線を立て直しゴーラ族に大勝、帝国南方を安定させた。


カイウス・ロングス 172/70 茶色目・茶髪(短髪) 40代後半

帝国軍第1軍団軍団長、副総司令官に次ぐ帝国軍ナンバー3の地位にあり、帝都守備を主任務とする。シルーハ迎撃を命じられて3個軍団でアスファリフを迎え撃つも敗退した。堅実な用兵に定評のある司令官である。帝国内戦ではユリアヌスを支持するが、その野心を疑われて元老院衛兵隊長へ祭り上げられた。


ノニウス・トレボニウス 174/75 黒目・黒髪(短髪)43歳

帝国第4軍団軍団長、帝都防衛を担う歩兵と重兵器主体の第4軍団を率いて南方大陸へ移動途中に盗賊団と交戦しこれを討伐することを優先した。

帝国内戦ではユリアヌスを支持する。


プブリウス・セリキウス 174/70 黒目・黒髪(短髪)30歳代後半

帝国第10軍団軍団長。第10軍団は北西辺境の守備が主任務であったが、今回南方大陸侵攻作戦に引き抜かれた。しかし移動途中で作戦が失敗に終わり、シルーハが侵攻してきたことからその迎撃に転用された。


ウィオレンス 171/92 黒目・黒髪(はげ気味)50歳

帝国海軍を統括する上級提督であるが、金と欲望に目がくらんで貴族派貴族に取り込まれていた。ユリアヌスに海軍を乗っ取られ、不正や賄賂等の悪事を暴かれて処刑された。


アウルス・デルフィウス 172/72 黒目・黒髪(短髪)40歳代

帝国遊撃艦隊司令官。ユリアヌスに抜擢された中堅海軍将官である。


カミルス 171/74 黒目・黒髪(短髪)30歳代

帝国第3軍団の元千人隊長。帝都へユリアヌスの使者として赴き、その情報を持ち帰った。

後再建された第3軍団軍団長に就任する。


~同盟部族(南部諸族)~

アルマールのルーダ 187/86 緑目・金髪(肩まで)20代前半

アルマール族の申し継ぎ役を務める次期族長候補。アルマールの部族戦士を率いてシレンティウムへと合流し、千人隊長の1人となった後に第21軍団軍団長代行となった。


グーシンド 190/86 碧眼・金髪(肩まで)30代前半

アルマール族の城邑、ヘオン村長。ヘオンはシルーハへの抑えとなる城邑。

帝国には同調的。積極的のその文化を受け入れているため、部族会議でも主導的役割を果たす。シルーハ縦断作戦では後方支援を受持ち活躍した。


アルゼントのデリク 187/90 茶色目・茶髪(肩まで)20代前半

アルゼント族長長子。志願兵を率いてシレンティウムへ合流し、千人隊長に昇進、その後フェッルム軍団軍団長に任じられた。


セルウェンク 181/83 碧眼・金髪(肩まで)口髭有 40代前半

アルゼント族長、口ひげを生やしている。

帝国には懐疑的であったが、フリードの略奪を受ける一方、援助を与えたシレンティウムとハルに心服する。


アルペシオのシール 186/78 灰色目・銀髪(肩まで)20代前半

アルペシオ族長の孫。志願兵を率いてシレンティウムへ合流し、千人隊長となり、更にはシレンティウム軍団軍団長となった。


ガッティ 192/100 灰色目・銀髪(短髪)60代前半

アルペシオ族族長で、血気盛ん。

南方諸族一の武闘派部族で、フリードともかつては剣を交えたこともあり、シレンティウムへは積極的に協力する。


ソカニアのカンディ 185/79 茶色目・茶髪(肩まで)20代前半

ソカニア族長の又従弟。志願兵を率いてシレンティウムへ合流し、千人隊長の1人となる。


ボーディー 182/76 茶色目・茶髪(肩まで) 20代前半

ソカニア族長、若手。帝国には懐疑的。

街道設営に訪れた帝国退役兵の姿勢に感銘を受けてシレンティウムへ協力する事を決断した。


ソダーシのメリオン 185/86 碧眼・金髪(肩まで)20代半ば

ソダーシ族の次期族長。志願兵を率いてシレンティウムへ合流し、千人隊長の1人となる。


マルドス 180/84 灰色目・金髪(肩まで)顎髭有 50歳代半ば

ソダーシ族長、自立派。帝国、フリード共に距離を置いていた。

シルーハや東照との交流もあり、どちらかと言えば帝国には懐疑的だったが、アルフォードを討ったハルとその後の姿勢に感心し、協力者となる。


テオシス 187/86 碧眼・金髪(肩まで)20代半ば

オラン人ベレフェス族長の長子。志願兵を率いてシレンティウムへ合流し、千人隊長となり、その後アルトリウス軍団軍団長となった。


ランデルエス 183/91 鳶色目・茶髪(肩まで)40代後半

オラン人ベレフェス族の族長。

シレンティウム籠城戦時はハルの援軍要請を断ったが、志願兵を送った。

シレンティウムの力を利用してオラン人の中で次第に強勢となる。


~同盟部族(北部諸族)~

ヴィンフリンド 194/100 灰色目・銀髪(長髪) 20代半ば

フリンク族族長、父である前族長グランドルを排して族長の座につく。

戦士の魂を持つ現実主義者。


ルドウス 182/85 緑目・金髪(肩まで) 40代後半

フレイド族族長、イネオン河畔の戦いに衝撃を受けてシレンティウム同盟参加を決めた。


レーデンス 180/80 青目・金髪(肩まで) 30代後半

サルフ族族長、反対派との内紛にシレンティウムの力を借りて勝ち、族長に就任。

シレンティウムには協力的。


バルシーグ 177/72 青目・金髪(肩まで) 20代後半

サウラ族族長、シレンティウム同盟へは近隣のフレイド族のすすめによって参加した、クリフォナム東部諸族の1つ。


ディートリンテ 170/? 青目・銀髪(腰まで) 10代後半

セデニア族族長代理、ハレミア人によって壊滅させられたセデニア族族長の娘。

シレンティウムの後援を受けて部族再建中。


トルデリーテ 171/? 青目・金髪(腰まで) 20代前半

ポッシア族族長代理、ハレミア人によって壊滅させられたポッシア族族長の娘。

シレンティウムの後援を受けて部族再建中。


モールド 182/80 茶色目・茶髪(肩まで) 40代後半

カドニア族族長、シレンティウムや帝国には反抗的であったが、イネオン河畔の戦いで敗北したハレミア人の死体を目の当たりにして同盟参加を決意した。

   

ヒエタガンナス 181/77 緑目・金髪(短髪)50代後半

ロールフルト族族長、近隣2部族の壊滅を受けて戦士団を派遣するも敗退した。

シレンティウム同盟には積極的に関与するが、近隣部族の手前同盟参加を控えていた事情がある。


ジェバリエン 184/79 茶色目・金髪(肩まで)40代半ば

クオフルト族族長、ロールフルト族と同調して同盟参加を決定した。


ヤルヴィフト 180/75 灰色目・金髪(短髪)30代後半

スフェルト族族長、イネオン河畔の戦いを見知ってシレンティウム同盟参加を決定した。


~同盟部族(東部諸族)~

ベイスード 178/71 緑目・金髪(長髪)20代後半

重騎兵を多数擁する部族であるトーラルの族長。


エウクータ 180/71 灰色目・茶髪(長髪)30代後半

重騎兵を多数擁する部族であるティシンク族族長。

ティシンク族はシレンティウムには好意的な部族。


ガイシント 179/75 黒目・茶髪(長髪)40代

ミリフィア族族長、東照やフィン人との交流が深い。


オーロフ 180/76 黒目・黒髪(長髪)30代

フィン人との交流が深い部族で交易も行う部族フェキス族の族長。


パラウェン 183/80 茶色目・黒髪(長髪)40代半ば

ルット族族長、ルット族は馬術に優れる東部諸族でも軽騎兵を多く擁する部族。


~シルーハ王国~

アスファリフ 179/72 茶色目・黒髪(短髪)顎口髭有り 30代後半

シルーハ人の傭兵将軍、雷撃のアスファリフ。騎兵と歩兵の複合戦術に優れ、シルーハや西方諸国に雇われて活躍し、頭角を現した。シルーハ人であるが特定の国に所属していない。シルーハと契約を結んで帝国侵攻軍の指揮を預けられ、難攻不落のユリアルス城を落とし、ポータ川以東の帝国東部諸州を一時制圧したが、ハルに敗れて西方諸国へ逃走した。


~オラン人~

クリッスウラウィヌス 183/87 茶色目・茶髪(長髪)40代半ば

オラン人の中の最大部族であるアレオニー族族長。

オラン人全体のシレンティウム同盟参加の意向を伝えるべくハルと交渉する。


カテクラウィウス 180/85 茶色目・白髪(短め)60代後半

オラン人ルナシオニ族の族長で、部族最長老。ハルのオラン王位授与に立ち会った。


~群島嶼~

秋瑠源継 169/77 黒目・白髪交じり(茶筅髷)60歳代

ハルの大叔父、ヤマト剣士総帥、楓の大叔父でもある。

秋留家の分家である秋瑠家当代。当主不在の秋留領を差配する郡司代。

大氏を説得し、群島嶼の反乱を未然に防いだ。

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