表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

聖女なのに毒属性のせいで殺人料理(デスフード)しか作れません

作者:結月 香
希少な光属性を持つエステルは、聖女として神殿に所属していた。
心優しい彼女は、五年前の戦争で未だに貧しい国民のため、神殿が行う炊き出しにも積極的に参加していたが、実は彼女にはもう一つの属性があった。
それは毒属性。
毒属性の特性により、彼女が作る料理は全て、口にすればやがて死に至る殺人料理(デスフード)になってしまうのだが、貴重な聖女と言う存在を失う訳にはいかない神殿の意向により、本人のみ二つ目の属性について知らない状況となっていた。
当然、彼女が炊き出しのために作る料理を食べるものは誰一人としていないのだが、何故かそれを貰って帰る人は多くいた。
そんなある時、神殿にエステルの婚約者である第二王子レナルドが現れ、彼女に次の晩餐会で主賓である隣国の皇帝に料理を振る舞ってほしいと言い出す。
自分が王になりたいレナルドは、皇帝をエステルの作る毒料理で暗殺して帝国の領土を自分の手中に収め、それを戦果として王に成り上がろうと考えていたのだ。
そんな企みなど知らず、王城で厨房を借りることになったエステルは、食材を調達しに行く最中に、レナルドと男爵令嬢の逢引現場を目撃してしまい、レナルドからは「面白みのない女と彼女は違う。お前とは婚約破棄して、彼女と結婚する。お前は愛妾にでもしてやろう」と言われてしまう。
それでも、自分に与えられた仕事を全うしようと、純粋に皇帝をもてなすために腕を振るうエステル。
そして晩餐会、普通の人間ならば美味いと言って食べた数秒後に腹痛や痺れなどの症状を訴え始めるのだが、皇帝ガルリアは一切それがなく、なんとエステルの料理を完食して…?
第一章 婚約者の来訪
2023/09/07 21:18
第二章 第二王子の裏の顔
2023/09/08 08:37
第三章 晩餐会
2023/09/08 15:40
第四章 本音
2023/09/09 08:48
第五章 皇帝
2023/09/10 00:31
第六章 生立ち
2023/09/10 10:38
第七章 休息
2023/09/11 08:16
第八章 神殿
2023/09/12 08:48
第十章 罠
2023/09/14 08:35
第十一章 両親
2023/09/15 08:57
第十二章 反逆
2023/09/16 22:00
第十三章 収束
2023/09/18 14:03
最終章
2023/09/19 08:33
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ