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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

今は今でも今のまま

作者: Tama.5

これは誰にも、自分が一番認めない

ある男の視点から見た半生にも満たない僅か十五年を

朧気な記憶で綴った半分ノンフィクションのお話。


今では、

『頑張らない』『我慢しない』『興味無い』

を体現したかの様な人間になりつつある。


全く記憶に無いが覚える限りで一番昔の記憶は、

父方の山奥の実家で起きたら母に父が逢瀬を行おうと

していて、母が若干ヒステリックな声で悲鳴の如く

拒否するといったものだ。

次に古いので別居中の父の家で寝ていた俺が夜中に起き

隣りに弟がいる中、吸い殻とお酒を挟んで仲違いして

いる。


記憶の無い幼稚園では、塾と体操水泳教室に

祝日はサッカークラブとハードワークをしていた。

理解力、精神年齢が高く頭が良いと言われる俺も

今では無料だ。


小学一年生では、授業中にふざけてる奴らがいることを

先生に言ったら、正義が全てじゃ無いんだよだとか

二年生では体操服袋が無くなり探すと掃除ロッカーで

見つかると担任には自分でやったんだろと

言われたらしい。


らしいというのは、発作の浅い眠りに入ると

何とも言えない不安でいっぱいに、

大人の所に行った所で意識が無くなり

最後は母親に向かって「ごめんなさい」「許してください」

「頑張りますから」を連呼する。

意識が起き上がっても誰か大人の所に行ったのと

泣き喚いたことしか覚えていない。

そんな発作の副作用で記憶を忘れるか、

閉じ込めてる。


日中にも意識がある中、ストレスの限界、心の悲鳴の

ように登校するのを嫌だと駄々をこねる時は

トイレで首を絞めて嘔吐感を偽装する程、

おかしかった四五六年生の時。


中学に入って一ヶ月にも満たない時、事件が起きた。

ストレスの限界、心の悲鳴は悲痛な叫びとなって

現れた。泣き叫び、喚き散らし、

誤魔化していた傷が誤魔化しきれないほど多く、大きく

深くなっていた。


その日から全てがどうでもよくなった。


不登校になり、初めは祖父が車を出して某ショッピングモールに連れて行って貰っていたがそれも数週間で

終わる。そこから一年ちょっとの記憶が無い。


そして現在、壊れた心は幼い自分勝手な心となって

生まれ変わったのかもしれない。

理性が自分を責め立てる。心が自由を望む。

自殺する勇気も度胸も無い。けれど機会があるなら

死にたい。死にたいな。

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