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依存症

作者: リエラ
掲載日:2017/09/11

愛でさえも、移り変わるのなら。

 相手の中に自分が入り込んでほしいという感情が、年々酷くなっているという自覚はあるのだ。


 私は誰かの特別になりたかった。そうでもなければ自分の存在価値が見出せない。だって、替えの利く存在であるなら、私が生きている意味は何なのだろう。常に「自分は要らない存在」だという観念が私について回る。けれど死にたいわけでもない。死にたいと思うことがあれども、それを実行に移す行動力は私にないのだ。それは、結局のところ臆病なのではないかと自分を苛むことにも繋がってしまう。悪循環が過ぎると、他の人にも心配される原因になる。私ごときが心配されるなど烏滸がましい。そんなことにならないためにも、私は自分の存在価値を見つけなければならなかった。

 そんな中で、私は私と似通っている存在を見つけたのだ。お互いに傷を舐め合い、お互いにお互いを必要だと囁き続ける。それは愛の言葉よりも重苦しく、別離の嘆きよりも切迫した響きを持っている。けれどその関係が、気持ち良すぎて止められない。


 もっと、もっともっともっと、相手を知って、自分を知ってもらって、抜け出せない関係になるくらいに依存し合いたくて。





 ――あぁ、それをするのに一番適しているのは――。

閲覧ありがとうございました。

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