恋神の掟☆
新学期が始まり萎えてる沙茄です(笑)
皆さん私の物語を読んでくださりありがとうございます♪
それでは!
……はい?
「だ、だから私にはす、好きな人がいるの!!」
照れた様子でもじもじしながら言う先輩
あたしのカップル成功率は今100%…え?この先輩ガチのリア充になろうとしてるわけ?
…こんな高3になりたいわ…
「こ、恋神?お、おかしいかしら?」
涙目になってくる先輩
「いえ、乙女には当然のことですから」
ニコッと営業スマイルを浮かべるあたし、そして続けて
「先輩?どなたが好きなんですか?」
次期生徒会長の好みはすごく気になるわね…誰なのかしら?
「い、言えません…ごめんなさい、恋神」
い、言えませんですって!
さすがは怜華先輩ガードが堅すぎる…
顔に思ったことが浮かんだのか
「いや、別に信頼してないわけじゃないんだ!まだ気持ちの整…」
「あれ?花音チャンに副会長じゃん?」
先輩が言い訳をしようと話し始めた時、別の声が割って入った
明るい茶髪、パッチリとした目ユメハナの制服を着たあたしの一応先輩である
「ひ、雛菊君!?」
怜華先輩が驚いて顔を赤くして言った
そう、この人は雛菊奏太先輩
めっちゃチャラい…そのチャラさは学校1だと思う
「奏太先輩、バイトですか?」
顔を赤くしてパクパクしている怜華先輩を放置して話を進めようとするあたしだったけれど
「か、奏太!?………ゴホン」
相変わらず赤いままあたし達の会話に入ってきた怜華先輩は
「こ、このバイトは学校の許可を取ってるんですかっ!?」
生徒会役員らしくビシッと言う…なぜか迫力ない…あ、怜華先輩…ふふふ♪
「………副会長堅すぎる〜♪♪」
「う、うるさいですね!!」
2人の会話は続いていたらしい
怜華先輩は相変わらず赤いまま…というよりもあたしここにいていいのかしら?
「花音!帰りましょう!」
先輩は伝票をつかんで立ち上がる
「お釣りはいらないです!」
ダッシュで逃げていった…怜華先輩、お嬢様なんですかね…?
「花音チャン」
奏太先輩がいつの間にか隣にいた
「今日、暇?」
肩に腕をまわそうとする奏太先輩をかわしながら
「相変わらずヒドい口説き方ですね」
ニヤリと笑って言うと
「相変わらず花音は鋭いな」
ニコッと笑って言う奏太先輩はもうあたしの従兄弟の奏太の顔になっていた
「副会長とはどうしたの?」
奏太が不思議そうに聞く
……奏太には教えられない。これは恋神として君臨するには相談してくれた乙女の秘密は絶対だから…
「秘密!じゃね!奏太♪」
あたしはユメハナの扉を押し開けて出て行った
あたしは知らなかった…
この光景を怜華先輩が見ていたなんて…
どうでしょうか?
意外と話を盛り込みすぎました…
次は怜華の恋一番の難しい所になると思います!
頑張ります♪