表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

それはね、君のことが好きだからだよ

作者: そよごもち
掲載日:2026/05/05

「猫の貯金箱には何が入っていたと思う?」


 少女が声を張らなくてもいいくらいの距離で話しかけてきた。自分は直射日光に当たっていない、ほんのり温かい席に座っていた。


「お金じゃないかな。きっと招き猫の形をした貯金箱で、褪せた色の百円玉なんかが入っているよ」


「どうして招き猫だと思ったの?猫の貯金箱としか言っていないけど」


「そりゃ、猫の貯金箱なんて大抵招き猫だよ。豚の貯金箱ならピンクだろうね」


「まあ普通に考えたらそうだよね、私もそう思う」


 そういって、目を軽く合わせてくる。


「じゃあだよ。いつも遠くから君の事を見てる女の子が、急に君の隣に座って話しかけるのってさ。普通どんな時?」


「……そりゃ、大抵はまあ、つまりそういうことじゃないかな」


 そのような女の子の顔はきっとピンクだろうと、自分の顔が熱くなるのを感じながら思うのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ