表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

羊の檻 ―優しさは、殺すために仕込まれていた。

作者:妙原奇天
地方の進学校・県立羽佐見(はさみ)高校。
田園地帯にある静かな学舎で、生徒たちは模範的な教師・**間宮修司(まみや しゅうじ)**に憧れていた。
「生徒一人ひとりを愛し、導く教師」――そう呼ばれた男。

だが、彼には感情がない。
喜怒哀楽を装い、模範的行動を演じ、他人の“心の動き”を観察しながら支配していく。
間宮の中では、人間は「秩序を乱す動物」でしかなかった。
彼の教室は、笑顔と挨拶に満ちている。
だがそれは、“よく訓練された羊の群れ”のような静けさだった。

ある日、生徒の一人が屋上から転落する。
学校は「自殺」と断定。
だが、国語教師の立花真帆は違和感を覚える。
教室の黒板に残された文字——
《正しい指導を受けられて、幸せでした》

真帆が掘り下げていくうちに、職員室の中で封じられてきた“教育的狂気”が露わになる。
生徒の家庭、進学実績、教師同士の序列。
すべてが間宮の支配下にあった。

夜の校舎。
職員室の電灯だけが灯り、窓の外で風鈴が鳴る。
その中で間宮は微笑む。
「教育とは、淘汰だよ。人間の形を保ったまま、壊していく作業なんだ」
第1話 羊の教室
2025/10/29 14:37
第3話 転落の音
2025/10/29 17:19
第4話 指導会議
2025/10/29 17:32
第5話 欠席者
2025/10/29 19:40
第7話 教室の血
2025/10/29 20:12
第8話 優しい罰
2025/10/29 20:16
第9話 羊の会
2025/10/29 20:19
第10話 進路面談
2025/10/29 20:25
第13話 告白
2025/10/29 20:58
第14話 追放
2025/10/30 07:46
第15話 終業式
2025/10/30 07:57
第16話 静かな夜
2025/10/30 08:00
第17話 羊の檻
2025/10/30 08:04
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ