間章七
お待たせしました!!。
ようやく更新です!!
いや、本当に申し訳ないです。リアルが忙しかったとは言えここまで更新できないとはまったく思ってませんでした。
クオリティは相変わらずですし、これから先の更新の予定も微妙なところですが、完結までやめる気はないので、これからもよろしくお願いします。
少女は悲しかった、さびしかった。
彼女の世界には黒一色しかなかった。暗く狭い部屋。ここが少女の部屋。
暗く狭い部屋の中で彼女は枯れた涙を流す。枯れて涙は流れることはなかった。泣ければどんなによかったか。
そして思う、どうして、自分だけこんな目にあったのだろうかと。どうして、地下牢に入れられたのかそんな理由は忘れてしまった。ただ、とても理不尽な理由だったような気がする。だけど、友を助けるためだったような気もする。
本当はどうだったのか、忘れてしまった。それほど長い時は経っていないけど、考えることなんてないから、思い出していたけど、それも出来なくなって、ただ過ごしていただけだから、忘れてしまった。
少女は思う。
外の世界はどんなものだっただろかと。今でこそ、自由に動けるが、あの中にいたときはどんな風に世界を見ていたのだろうかと。天井から入る小さな光だけ、そこから見える木だけが少女に時を教えてくれた。
何十回も、それが廻るのを見た。いつしか、空腹も何もかもがなくなった。何かから解放された。だけど、何かに縛られた。
それから、何年の時が過ぎたのだろうか。
誰もこないはずの場所に1人の人間がやって来た。
少女は思う。この人は何のためにここに来たのかと。
男は酷く残忍な笑いで、何かをしていった。少女にはわからなかったが、男がそれをした途端、少女を縛っていた全てから、解放された。
そして、少女は立ち上がった。
低クオリティですみません。作者は相変わらずの紙メンタルなので、批評とかはなるべく厳しくないようお願いします。