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モノもち  作者: テイク
第一章 現れるモノ
32/44

第二十六話 寄り道、川遊び

お待たせしました!


PC復旧後、執筆意欲増加により、予定変更で更新です!



 音のする方へ進むと、雄大な滝を持った川があった。夏の暑さは厳しいがここだけ、温度が低く感じる。水は澄んでいて川底がよく見える。魚もいるようだ。ここでキャンプも出来るんじゃなかろうか。川辺は砂利が敷き詰められているから、ちょっと離れたほうがいいと思うけど。


「いいところだな」

「…………綺麗」

「おお、綺麗じゃねえか。そこらへんの木とか燃やしてキャンプファイヤーやろうぜ」


 エミが炎を出す。


「こらこら、やめい」

「そうですよ。せっかくの自然が台無しです」


 キクがエミをたしなめる。しぶしぶエミが炎をしまう。まったく、ここで山火事なんて起こされてたまるか。


「お兄ちゃんー!」


 シルに呼ばれたのでそちらを見ると、シルが川に飛び込んでいた。


「つめたーい!」


 何か言おうかと思ったが、楽しそうだからやめた。邪魔するのは野暮だろう。そういう自分も入りたいのだが、さて、この格好だどこに人の目があるかわからない以上、うかつなことはしないほうがいいだろう。裸足になって足くらいはつけよう。

 そう思い、裸足になり川に足をつける。ひんやりとした水が心地よい。


「ナイス!」


 変態が水の中に居た。どこで用意したのか酸素ボンベまで用意して。


「死ね」


 秘技を使い酸素ボンベを全て抜いた。変態は沈んでいった。

 ふう、これで静かになった。さあ、楽しもう。


「って、冷たっ!!」


 何!? 何でこんな冷たいの!? 足を抜いて周りを見る。その理由がわかりました。


「桃香何をやってるんだ――っ!?」


 トウカが水につかっていた。それだけ。外見的にはそれだけだが、僕には見えている。トウカの周囲が凍っていることを。能力使って水を冷たくしている。そして、裸でした。思いっきり顔を背けたから首が痛い。


「暑い」


 いや、暑いからって能力使って冷やすなよ。入ってるだけで十分だよ。十分冷たいよ。それに裸でやるなよ。いや、水着とか買ってやってないけど、それでも裸はないって。僕男ですよ?


「透なら、別に構わない」


 いや、トウカが構わなくても僕が構うのですよ。


「シルも!!」

「こらこら、行けませんよ。人前そう、裸になっては」


 服を脱ぎそうになったシルをキクが止める。

 おお、キクよくやった。本当にキクは常識がわかってる。他の奴も見習って欲しいと周りを見回した。うん、それが良くなかった。


「ぶはあ!! ええええ、エミ!!! おおおお、お前は何をやってんだ!!!」

「何って水浴び」


 うん、わかってるよ。それはわかってるよ。僕が聞きたいのは何で裸なんだよってことだよ。なんだよ

今回は裸祭りなのか。作者は何を考えてるんだよ。何も考えてない? ふざけるなよ。何か考えておけよ。ただ、裸出したらアクセス数稼げるとか思ってるんじゃなかろうな。なに? 思ってない? じゃあ、何でだよ。…………ふざけるなよ!! なんで僕を困らせるつもりだけで、こんなことすんなよ。


「あの透さん? どうかしたんですか?」

「は!? い、いやなんでもない」


 いかんいかん、なんかよくわからん電波(仮)を受信していた。まずい変人になるところだったぞ。気をしっかり持たなければ。このまま作者の術中にはまってなるものか。

 その後、何とかガソリンを補充し再び、目的地に向かって、車を走らせた。


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