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【プロットタイプ】その少女、狂人につき

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

今までの登場人物、全員エミュれる?

時と場合によりますが、全員エミュれますよ。

平常時は極めて大人しく、落ち着いた印象を与える人だった。けれどもいざ、その登場人物の心情を理解しようとすると、目付きが変わる。顔付きも変わる。彼女の人生全てを、其の登場人物に捧げた様に。


私の目の前には、何時もの様執筆に全てを捧ぐ人形氏の彼と、開き切った瞳孔の彼女がいた。

彼女は特に筆を持つことはなく、ひたすらに敬称を変えて彼の名前を呼ぶ。

「瑠衣くん、瑠衣ちゃん、瑠衣たん、瑠衣てぃゃ。不思議ちゃ〜ん。あはははは!!」

「う゛る゛せ゛ぇ゛!!」

「あたっ」

低い獣の様な唸り声と共に、彼の拳が彼女の頭上にめり込んだ。すると彼女は一瞬正気に戻った様な顔をして筆を持つ。サラサラと真剣に何かを書き留める姿は、先ほど彼を揶揄っていた同一人物とは思えないだろう

私達からしたらただの日常であるので、今更気にも止めないが。

「あんまり構い過ぎるのは良くないよ。今だって真剣に部活動してるのだから」

何度目か分からない忠告をすると、彼女は顔を上げ、務めて冷静な顔で此方を見た。

「私も真剣にやってるよ。だから今、痛みを覚える必要があった。次書くの、短編のラブコメの予定だから」

そう言って、私に短編を見せてくれた。ドタバタコメディの一幕が丁寧に描かれていた。それはちょうど、人形師の彼を構い倒した彼女の様に。


彼女の執筆の方法は、彼と別方向で熱心だった。なんせ法律の範囲内とはいえ、その登場人物の心情を理解する為に、一度対象となる人物を演じるのだから。

丁度今したように、本来の彼女から掛け離れた行動をし、何を感じたか、何を思ったかを的確に描写する。それが彼女の書き方だった。

ゆえに登場人物は極力少なく、少ない時にはたったの二人である事もある。

「駄目だよ。せっかく経験出来る場所が、振り回す事を容認出来る環境なのだから、利用しないと。私は自分の作品をより良くしたいのだから」

これが彼女だった。例え『狂人』と蔑まれ様とも熱意を燃やす。彼女だった。

登場人物は私の分身の様なものなので、エミュろうと思えばエミュれます。

時と場合が揃わなければ駄目な時もありますが。


この子が一番キャラブレが激しいですし、本来の自分さえもイマイチ分かってないと思います。

真っ当と、狂人を同居させて、その比率を変える事で日々を過ごしているので。

クラスの中では、不条理ギャグの登場人物かな……。

部活では素を出してくれてそう。


ちなみに瑠衣くんにだけ執拗に構うのは訳があります。

真っ当で、健気で、苦しい理由です。


作者は瑠衣くんの事を様々な敬称で呼んでます。この子が代わりに全て言ってくれました。


名前決めるのが苦手なので、一度ハマった名前を決めると、からかってしまう。

瑠衣たんは不思議ちゃんですよ。

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