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彼女の本音  作者: 本庄梓
それぞれの想いと対策
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眠れる王子様は確かにカッコイイ……でも王子様って野性的だったっけ?

最も物静かで静かに微笑む優しい王子様だよね?

例え違うと言われても私はそんな王子様が理想だ

いきなり抱きついて来たりする様な野蛮人は勘弁願いたい!


「弥生……」

「何?」

「別に、此処にずっと居るなんて珍しいから…ねぇ、トメさん」

「そうそう、喧嘩でもしたのかね?」

「…………」


トメさんと呼ばれたお婆ちゃんは美味しそうに飴を頬張ってる……なんか凄く可愛い

お母さんもは随分仲良くなって連絡先も交換してるんだよね


「そうだ、お母さん」

「ん?」

「お父さんの事故、思い出したから」

「…………」

「来斗君の事故もお父さんの事故も思い出した……なんて顔してんのよ」



さっきまで美味しそうに和菓子を食べてたののに。そんな泣きそうな顔されると…話しずらい

確かに私も唐突だったけど……明日はお母さん退院するから早めに話しておきたいと思った


「ちょっと……大丈夫なの?頭は?気分は?大丈夫だからね?弥生のせいなんかじゃないんだから」

「お母さん……っ…」


和菓子を机に置いて私の事を抱き締めてお母さんが何度も言う

『大丈夫』だって


「…………」


私は思わず泣きそうになるのを必死で堪えた

こんな風に抱き締められるなんて思ってみなかった


「大丈夫よ」


お母さんに抱き締めて貰うのなんて何年振りだろう?


「大丈夫だよ?辛いけど……思い出して良かった」

「……何で思い出しちゃったの」

「…………」

「早く病院に連れて行けば…」


自分に対して怒ってるお母さんを見ると堪えてる涙が我慢出来なくなった


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