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「だからお互い頑張ってみようぜ?」
「頑張る?」
「俺も生きる為に頑張るから…千春も頑張ろう」
何を頑張るのかわかんねーけど俺は千春の頭を撫でた
「……来てくれる?」
「ん?」
「生きてたら…また会える?」
「あぁ勿論」
それが少しでも千春の生きる力になれば…
「入って来ればいいのに」
「とても良い感じなんで間に入るなんてとてもとても」
来斗君を追って千春ちゃんの所に来たら…とても中に入るなんて出来ない雰囲気だった
来斗君が出て来るまで廊下で待ってた
本当……とても小学生の雰囲気じゃなった
「お似合いよね、7歳くらい年の離れたカップルなんて珍しくないもんね」
「…………」
「千春ちゃん……可愛いし…素直だし……」
何言ってるんだろ
素直にならなきゃって決めたばっかりなのに!
「……終わり?」
「え?」
「弥生から言われると全部裏返しに聞こえる」
「裏返し?」
「全部ヤキモチに聞こえる…これって俺の都合の良い解釈?」
「…………」
「そんな顔すんなよ……体が透けてるのが非常にムカムク」
透けてるって
「来斗君……手……あっ……足も……大丈夫なの?」
さ……触れない!?
いつもは触れられるのに
「時間がないのかも…」
「…………」




