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彼女の本音  作者: 本庄梓
王子様の目覚め
92/110

92

「あの来斗君の病気って……」


眠れる王子様って……ずっと起きてないの?


「昔の事故は関係ないの、学校の帰り道に歩道橋から落ちた子供を助けようとして頭を強く打ったの……そのまま意識がね…もう数週間くらいかしら」


数週間……それくらいに来斗君は幽霊と言うか幽体離脱をしてて千春ちゃんに会ったのか


「あ、私……仕事に行かないと行けなくて…弥生ちゃんはまだ居てあげて?」

「はい……あの……」

「何?」

「また来ても………良いですか?」

「勿論」



「綺麗なお母さんだね、来斗君のお母さん」


2人っきりになった病室で目を閉じてる顔を見ながら話し掛ける


「うちの親も綺麗な方だと思うけど…性格がね……来斗君、居る?」


ベットの上の来斗君から視線を外し病室を見渡す


「来斗君……来斗君は此処に居るよ?」


話し掛けても小さな来斗君は姿を現さない

聞こえてないの?

それとも…此処には来れないの?

来斗君はこの病院に自分の体がある事も知らないんだもんね

教えなきゃ!


「待っててね…来斗君」



此処に現れないのは解ったし今まで来斗君が姿を現す場所は何となく把握出来てる

上から降りて…

小児科、整形外科……1階……


「売店付近も……」


この辺が一番高確率で会えるんだけど


「あ、弥生ちゃん」

「…………」


そうだった一番高確率なのは先生だった


「お見舞い?」

「は……はい……あっ……!」


返事をするとブレザーを引っ張られ後ろを見ると来斗君が居た


「ん?」

「いえ……何でも……じゃあ、また!」


相変わらず当たり前の様に私に触れて引っ張って人気無い場所に連れて行かれる




「来斗君!探したよ…」

「相変わらず仲良いよな…」

「え?」

「……何でもない」




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