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彼女の本音  作者: 本庄梓
交差する想い
85/110

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「知ってるぞ?元々、松浦は引っ越しする筈だった からな…ご両親が離婚する事になって」


離婚


『親御さんも色々事情があったらしいけど』


事情って離婚だったんだ


「転院した病院って……知ってますか?」

「あぁ……見舞いに行ったからな」

「本当ですか!?何処ですか?」


やった……!

先生は引っ越し先よりも知りたい病院を知ってる!


「なんだ、病院が知りたいのか?」

「はい……」

「そうか俺はてっきり松浦を探してるのかと…病院か」

「いや……あの……探してるのは勿論松浦君ですけど」

「だよな?じゃあ、その病院に行っても松浦は居ないぞ……解ってると思うがもう10年経ってるからなぁ」


居ない?

それはどういう意味で

声に出して聞きたいけど怖くて聞けない私に先生は続けて話してくれた


「退院してな、元気にしてたみたいだ……最近までは」

「最近までは?」

「いや、この前……偶然に松浦の母親に病院で会ってな…今は入院してるらしい」

「入院……」

「あぁ、そこの病院にな」

「…………は?」


そこの病院?

あれ、先生さっき偶然に会ったって


「松浦はこっちに戻って来てるそうだ」

「こっち……そこの病院?」


思わずため口になって病院の方向を指差す


「あぁ、転院した病院で退院してから会ってなかったけど偶然な。風邪引いて病院に行ったら親御さんにお会いしてな」


何で来斗君があの病院に縛られてるのか解った…

来斗君が居るが今の病院だからか


「何で入院してるとか知りませんか?」

「そこまでは詳しく話さなかったな」

「そうですか……有り難うございました」



それは自分で調べればいいや

だって来斗君は近くに居るんだから


「いや、でも梅宮が元気そうで良かった」

「……そんな元気ってわけじゃ……」


お礼を言って立ち上がった私に先生は声を掛ける


「松浦の事もだけど同時に親父さんの事故も遭ったからな…うん、元気で良かった」

「…………」

「どうした?」

「いえ……有り難うございました」

「うん、また来るといい」



「………お父さんの事故?」


先生の家を出て向かう筈だった病院への足が止まる

お父さんの事故って……何の事?





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